前立せんがんの新薬、エンザルタミド、アビラテロン、カバジタキセル

前立せんは男性だけが持つ臓器で、膀胱の真下にあり、栗の実のような形状。
排尿をスムーズにしたり、精液の流れを調節したりするのが役割で精液の一部である前立せん液を作る。

がん対策情報センターによると人口10万人当たりの前立せんがんによる死亡数は、昭和63年には20人だったが、平成24年には40人を超えた。
「がん統計白書」によると、6年後の患者数は約10万人で、男性癌の患者数第1位になると予想されている。 続きを読む

夏バテが治らないは結核。だるさが抜けない。仕事も困る

35歳男性、主訴、夏バテが治らない。
落とし穴がある今回の症例。

患者の診察室での話

具体的には、ずっとだるさが抜けない。仕事も困る。
35歳、178cm、70kg。
町の電気店 結婚して婿養子 義理の父の店で専務。
だるさは2週間ぐらい前から。 続きを読む

がん検診の要精密検査はお金がかかる、受診率を上げるには?

個人的な意見から始めてみました。
便に血が混じっているだけで大腸検査、胃バリウムから胃カメラ、高血圧140以上で生活習慣病指導を飛び越え高血圧薬。
レントゲン異常の場合は、CTかMRI。
などなど、お金のかかることばかりで、1回検診結果陽性でこれを経験した人は、2回目、3回目とはじかれる検診で同じ苦痛を味わうわけで、嫌なのもわかるという印象。
費用軽減と体の負担軽減があればもっと受診率は上がるでしょう。 続きを読む

働くがん患者は解雇、左遷、異動、転職、退職の3人に1人

高齢化に伴って癌になる人が増えている。働く癌患者。
厚生労働省によると働きながらがん治療は32万5000人。仕事をしながら男性14万人、女性18万人。
毎日治療のために日中休むのは無理。
それなら死んでもいいという人もいる。 続きを読む

乳がんの治療の種類、局所治療と全身治療がある

女性の癌で最も患者数の多いのが乳がん。
国立がん研究センターが7月に発表した予測では、新たに診断される2014年の患者数は8万6700人に上るとされる。
患者は30歳代高判から急激に増加し、40歳代高判~50歳代前半がピークとなっている。
早期発見、早期治療ができれば命を落とさずに済むことが多いのも乳がんの特徴。 続きを読む

肺がんは75%以上がスリガラス状、白い部分が25%以下なら転移しない癌

質問

62歳男性です。
6カ月前前、膀胱がんステージⅠで経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を受け、3か月ごとに膀胱鏡での経過観察をしています。
膀胱がん治療前検査の胸部CTで右肺に癌が見つかり、膀胱がんの治療に引き続いて右肺上葉とリンパ節の切除術を受けました。

癌は23ミリの大きさで、そのうち80%はスリガラス状の影、20%が白い影でした。
膀胱がんは比較的軽いものと言われていますが、肺がんはどの程度のものなのでしょうか?

回答

肺がんの検査をCTで行い(レントゲンでは映らなかった)、80%がスリガラス状の影だったということは、相当、早期のがんであった可能性が高いです。
正確には高分解能CTという制度の高いCTで撮影して、その画像で判断します。
日本ではこの分野の研究が大変進んでいて、全国規模の研究で直径30ミリ以下のスリガラス状陰影を含む癌で、75%以上がスリガラス状で、白い部分が25%以下であれば、画像的非浸潤(転移を起こさない)がんと考えられています。
この場合には切除すれば治癒します。

質問

同時に2つの癌を抱えて途方に暮れています。
再発転移する可能性は高いのでしょうか。

回答

ご質問ではどのようなCTで撮影されたかがはっきりしませんが、印象としては肺がんに関してはほぼ治る癌と理解していいと思います。
肺がんが90%治るというのは驚異的なことで、一般にⅠ期の癌で治るのは70%と言われています。
もし白い影が50%だったとすると、早期といっても再発率は上がってきますので、良いタイミングで検査を受け、手術を受けたと思って、あまり心配しないで前向きに生きることを考えてください。

平成26年9月9日がん電話相談より。

赤ちゃんにやさしい病院リスト

平成26年9月5日現在の赤ちゃんにやさしい病院、国内69施設の病院リストです。

赤ちゃんにやさしい病院(BFH)Baby Friendly Hospitalには賛否両論あるそうです。
カンガルーケアは乳児に問題を起こす原因になるのは有名なことです。
そういった乳児にいいと思われることを強制してくる可能性がある。
だが、医師、ナースが豊富なので安心できるという利点もあるようです。
特に初めての出産の場合、できるだけ経験豊富で病院の職員に余裕のある病院を選ぶべきです。
医師やナースが忙しすぎる病院はお勧めできません。
不安があることなどを相談できる環境がある病院がおすすめです。 続きを読む

アイドルは小頭症かというほど顔が小さい。PQBP1という遺伝子の異常

冒頭から話は変わりますが、最近のアイドルや女優、アナウンサーは小頭症か!って言うほど顔が小さい人が多いですね。
スタイルもよくて素晴らしい才能というか、親からいい遺伝子もらったんだなと思います。 続きを読む