認知症はオムツの尿量と時間帯でトイレに誘う

公開日: : 療養病棟、療養型病院

ここまでする必要ある?
ここまでできるから認知症施設のプロなのかもしれない。
認知症のトイレに誘う方法をケアホーム西大井こうほうえんという施設の取組みが、H26.1.16の産経新聞で取り上げられていました。

田中さんに家でできる排泄誘導のヒントを聞いた。まずはサインをキャッチ。
認知症の人は尿意がないと言われるが、田中さんは、尿意があるがうまく伝えられないのだけだという。
オムツやパッドを使っている場合はまず、尿量をキッチン量りなどでとる。
未使用オムツの重量は差し引く。
トイレでオムツをはずした直後に出ることも多い。

オムツの尿量と時間帯でトイレに誘う

その尿の分量を測るには、市販の採尿容器「ユーパリン」が便利だという。
一日の尿量を記録すると、多い時間帯がわかるのでその少し前にトイレに誘う。
トイレに誘っても行かない、今はいいという高齢者も多い。
立ち上がってもらう為にちょっとお付き合いしてくださいなどその気になる言葉で誘う。

トイレの便座で20分程度待つ

便座に座ったら20分程度は待ちたい。
だが、しびれるし、疲れるし、今の時期は寒い。
そうならないよう市販のソフト便座や台などを用意して快適にする。

トイレ介助の負担を減らす為に

尿量を測る作業は大変そうだ。
田中さんはそんなことまでしてられないとよく言われるが、オムツのために介護が大変になっている面もある。
オムツが外れると介護が楽になるし、排泄が落ち着くと本人も落ち着く。
食事量も進み、よい循環になる。
要介護4でも要介護5でもトイレにいけないことはない。
施設だから、在宅だからできないこともないという。

家でできるようになったら介助サービスにも同じことを頼む

家でタイミングがつかめたら、デイサービス(通所介護)や、ショートステイ(短期入所)でもよい状態を継続したい。
ケアマネージャーに排泄介助をケアプランに盛り込んでもらい、「○時ごろに声をかけてトイレに誘導してください」と伝えるよう、田中さんはアドバイスしている。

介護の世界は一番利益の少ない分野。
認知症の介護する家族も非常に辛い状態で、そこでより行動を起こすことや、
職員達も一般企業よりもかなり給与も少ない中、辛い状態で業務負担を増やすこと。
このトイレ排泄誘導がマニュアル化され、実行した結果の効果が立証されれば、
日本中の施設でも可能になることだろうと思います。

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