眼科・歯科・耳鼻科は死ぬ確率が低いから救急がない

眼科・歯科・耳鼻科は救急病院、いわば二次救急がほとんどないのが現状です。
理由は「ほとんどの場合、今病院に行く必要がないからです。

つまり、眼科・歯科・耳鼻科は今病院に行かなくても死ぬ確率は非常に低いからです。

家族の立場からして、子供や家族を一刻も早く病院に連れていきたいのもわかりますが、なにもできない、次の朝まで何もしないことがほとんど。
よく開いているクリニックは・・・

土日祝開いている眼科はイオンモール内

大きい病院などからアルバイトしている医者で回している。
イオンモール内じゃなくても、商店街の中にサテライト眼科(眼科の先生が自分の医院や病院の患者を増やすために拠点を増やす)なんか結構休みの日でもやっている。

眼科や耳鼻科や歯科の特徴的な急病

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目が開けれない しょぼしょぼ 歩くとふわふわは眼瞼痙攣だった

60歳女性の症状。
3年前から目がしょぼしょぼして目を開けているのが辛くなった。
眼科に行ったら 涙の蒸発が早いのでドライアイの治療をした
次は歩くとふわふわする。
心療内科で原因不明といわれた。
半年前から左目だけ開けていられない。
運転も出来ないし集中できない。

ファーストオピニオンはドライアイ

今症状はどれぐらい?

今左目が閉じたくなった。
閉じてると片目を開けて長くいられる。

目がしょぼしょぼして開けていられない時はまず眼科医は表面の病気を疑う

目の表面の病気

  • ドライアイ
  • アレルギー性結膜炎
  • 結膜弛緩症

ドライアイを治療したが治らなかった。

気になった症状2つ

  • 歩行中にふわふわする
  • 左目を開けていられない

歩いてて景色とかはっきり見えづらい。
宙を浮く感じ 階段危ないなと思うことがあった。
症状が出始めるときより瞬きが多くなった。
ひとつ簡単なテストをしてもらう。

ポンポコテスト

これは眼科の教科書に書いてない東京都千代田区井上眼科病院若倉先生が考えたテスト。
実際にやっているテスト。
「ポンポコポン」というリズムで軽く瞬きする。
リズムに合った瞬きができない。
眉毛が動いている。
普通の瞬きはまぶただけでやる。
眉間にしわがよっている。

病名は眼瞼痙攣の疑い

目が開けれない しょぼしょぼ 歩くとふわふわは眼瞼痙攣だった
眼瞼痙攣は脳の神経回路の故障。
目を開ける筋肉に指令が上手く伝わらない。
その結果瞬きが上手くいかない。
両目を開けてられないから片目をつぶってしまう。
歩いていてふわふわする。集中力が欠けるので目を知らずに閉じてしまうから
ぶつかってしまったり、階段から落ちたりする。 続きを読む

幼児が目にけがをした時の初期対応

幼児は身体能力が低く、とっさに身をかわせないので、
他人の指やボールを避けきれずに目に当てたり、遊んでいて砂が目に入ったりしやすい。頭が大きいため、バランスを崩して転び、物に目をぶつける場合もある。
応急手当したらその日のうちに眼科を受診したほうがいい。 続きを読む

網膜症の治療法は血糖値を下げると手術

糖尿病合併症を食い止める網膜症。視力を保つには?

糖尿病が起こってから10年20年は自覚症状に乏しく、視力が低下したときには進んでいる。治療を受けるタイミングが難しい病気。

光は角膜を通り水晶体を通り奥にある網膜に当たる。
物を見るための神経が全体に広がっている。
眼底写真を見ると、細い血管が無数に伸びている。
これらの血管が障害を受ける病気で両方の目に起こる。

網膜症はこんな病気

細い血管の壁がもろくなって出血が出てくる。
まんなかに障害が起こらないと自覚症状が出にくい。
その間に進行してしまう。

進行度1、自覚症状無し

小さい出血点
眼底検査を年1回~3ヶ月に1回

進行度2、自覚症状がない人が多い

赤い斑点は出血 白い部分は網膜の血管の閉塞
眼底検査を1~2ヶ月に1回

進行度3 著しい視力低下

網膜にはない病的な血管=新生血管。
結合組織を伴った増殖膜。
増殖膜が網膜を引っ上げる、けん引性網膜剥離。
眼底検査を2週間~1ヶ月に1回

硝子体出血

境目にでる新生血管はもろいので、いきんだり、ぶつかったりしただけで目の中に出血する。
虫が飛んだみたいに重篤なひぶんしょうになり見えなくなる。

網膜が剥がれることがある

増殖膜が縮む、網膜をけん引してはがす。
剥がれると栄養がもらえなくなるので重篤な視力障害が起こる。

眼底の検査をすることで発見できる

糖尿病と診断されたら年に1回以上。
網膜症と診断された場合は、病態に応じて治療しなければならない。

糖尿病性網膜症の治療法

血糖値を下げる

日本糖尿病学会 HbA1c 7%未満を目指しましょう。
リスクを下げることが出きる。

レーザー治療(光凝固)

出血を止め、血管が閉塞した領域を固めること。
オウハン部の機能を保つ。
新生血管の発生を抑える、出てきたものを退縮を目指す。
95%以上失明をとめられる。
ポイントは適切な時期に行うこと。

硝子体手術

増殖膜を取ってしまう、濁りを取る。
血液吸引と増殖膜切除。
網膜は傷つけない。
0.5以上の視力に戻るのが5割~6割ぐらい。
0.1以上の視力に戻るのが8割ぐらい。

リスクは技術的に難しい手術であり、
特殊な緑内障を伴う場合もある。医師と相談しながら行う。
網膜症ならば、糖尿病の治療、内科と眼科の連携が大事。
糖尿病眼手帳で内科と眼科の情報共有が大事。
眼科健診が大事。

健診や健康診断で視神経乳頭陥凹拡大は緑内障疑いのこと

緑内障になった人の9割が全く気づいていない。
失明の原因9割は少しずつ視野がなくなる。
緑内障の患者数300万人、40歳以上20人に1人。

緑内障は一度かかると治らない病気
視野の7割以上がかけてようやく気づく。
両方の目で 片方がかけていても 脳が補完 映像を合成している。
ちょっとぼけた程度かなと思うぐらい。
新聞紙を片目を閉じて1点を見つけて、欠けている部分があれば緑内障かもしれない。

緑内障の治療はない。
できるだけ速く見つけて それ以上進行しないように抑えるのが精一杯。
40歳をすぎたら人間ドッグを受けましょう。
健診や健康診断で視神経乳頭陥凹拡大と指摘されることでわかる。

女性に多いドライアイの原因と対処方法

不安定涙はマイボーム腺の詰まりが原因
アイメイクのやりすぎで詰まる。
20~30代で多いが50代でもバッチリメイクで多い。
まぶたの上下にあるマイボーム腺。ここから出てくる涙が脂で涙の蒸発を防ぐ。
涙の脂の成分が少なくなり目が乾くようになる。
アイメイクを粘膜まで弾く人がいる。

蒸しタオルでマイボーム腺に詰まった脂を溶かす

アイラインの色素がマイボーム腺で詰まるのを取るのは蒸しタオルであっためるといい。

角膜移植しない角膜再生が可能になる細胞注射

コンタクトレンズなどの酸素不足や、レーシックなどの後遺症でもなる水疱性角膜症。
京都府立医大と同志社大は、目の角膜がにごって視力が落ちる、水疱性角膜症の患者3人の目に、
体外で培養した細胞を注射するという世界初の治療を行い視力の改善に成功したと発表した。 続きを読む

網膜中心静脈閉塞症の注射の金額

抗VEGF治療薬の自己負担金額は1回5万円~6万円です。
抗VEGF治療薬は、新生血管の成長を活発化させる体内のVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という物質の働きを抑える薬。
網膜中心静脈閉塞症の治療薬として昨年保険適応になったのは、加齢黄班変性(加齢で眼球の黄班部の網膜がゆがむ病気)にも用いられる。
ルセンティス、一般名ラニビズマブと、アイリーア、同アフリベルセプト。 続きを読む

網膜の血液が静脈で詰まり、みずぶくれ網膜中心静脈閉塞症

視野ゆがみ・欠落の網膜中心静脈閉塞症です。
目の奥の静脈が詰まり、網膜の血管が水ぶくれのような状態になる「網膜中心静脈閉塞症(CRVO)」。
有病率は40歳以上で、500人に1人程度だが、失明する網膜血管障害としては糖尿病性網膜症についで2番目に多い。
東京医科大学の志村政彦教授に治療のポイントを聞いた。 続きを読む

不安定涙ドライアイはマイボーム腺の詰まり、涙の油不足

視界がかすむ、ごろごろなどの症状は涙が不安定が原因かも。
フルオレセインという染色薬品で目の状態がエメラルドグリーンになる。
最近の眼科ではスリットランプのカメラがパソコンでみれるようになっている。
正常な眼球はまんべんなくエメラルドグリーン。
黒い影、この黒い影の正体とは? 続きを読む