緑内障目薬面倒忘れる点眼できない必要性がわからない

緑内障の大切な治療の継続の話。
新潟大学大学院教授眼科、福地先生。

緑内障とは、

眼圧の影響で視神経がが束になっている視神経乳頭が壊されて視野が壊される病気。
徐々に見えない部分が広がっていく。

緑内障の種類

原発緑内障

原発開放隅角緑内障 高眼圧・正常眼圧 
日本人に多いのが正常眼圧 眼圧が正常なのに緑内障 患者全体の7割
原発閉塞隅角緑内障

続発緑内障

糖尿病・ステロイド薬など

進行すると失明につながる。
日本においての失明の原因1位、一度壊された視神経は元に戻らない。
緑内障は病気としては治らない 欠けてしまった視野元に戻らない。
進行を遅らせてできるだけ現状を保つ。

60代男性44歳のとき正常眼圧緑内障

眼圧18mmhg
左 軽度 右 中等度
視力 左1.2 右1.2
治療 2種類の点眼薬

緑内障の治療は目薬が中心。
眼圧によって視神経が傷害されるので眼圧を下げる目薬
正常眼圧緑内障でも眼圧を下げると進行をとめれる。視神経への負担が減る。

緑内障の目薬

薬物療法につかう目薬は、
主に使う薬、ブロスタグランジン関連薬、
その他、β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬・α2刺激薬がある。

目薬の副作用

しみる、かゆみ、充血
涙腺から鼻を通ってくるのでまれに頭痛、動悸、めまいなど全身に作用することも。

20年以上目薬で眼圧18だったのが11に。
11を安定して 治療経過も安定している。病気としては治らない。
(眼圧は21以上が高眼圧なのに 18以下で進行?)

緑内障の治療目的

進行を遅らせる、自覚症状がなくても続けて使うことが大切。

緑内障患者の目薬治療調査

目的 必要性がわからない
   治療が面倒
   治療したくない

方法手段 うまく点眼できない
     点眼薬がよく見えない
     よく忘れる

頭痛とか腹痛とか痛みを伴うならば治療するならばわかるが、
緑内障は自覚症状がないのでなかなか自分で治療をすると考えるのが難しい。
1つの目薬のなかに2つの薬を混ぜたりすることも研究されている。
一日の点眼回数などを減らすことで治療の精度をあげる効果も研究。

目薬をできるだけ効果的に注意点

まつげに触れないように ばい菌が入る
たらすのは1滴 涙液はごくわずか 2滴目はほとんど外に出るし副作用につながる
目をパチパチしない パチパチすると涙液と一緒に流れてしまう
目を閉じて目頭を軽く押さえる 鼻に抜ける 薬が減る

複数の薬を同じ時間に使うならば5分開けて使う。
面倒だし点眼薬をうまくできない。
仰向けやしたまぶたをひっぱるのがおすすめ。
家族に協力してもらうことや、家族にも一緒に診察に来てもらうことで情報を知ってもらう。
緑内障は本人が治療の重要性を知るのが重要。できなければ家族に治療管理をしてもらう。
大した病気ではないと思いがち、患者も手伝ってといいにくい。

効果が出ない場合

薬っていうのは個人差があって目薬が効かない方や、治療としては不十分ならば手術を検討します。
若い人で早いペースで進行する場合やかなり問題を呈すると予想する場合。

レーザー治療、外科的手術、いずれも眼圧を下げる手術です。
緑内障の治療は進歩している、受診すれば将来の視覚を守る、将来の見え方を守る。
緑内障は自覚症状がなくても徐々に進行する病気なので目薬治療をすすめるのが大切。
軽い段階で治療していれば軽い状態で一生過ごすこともできる。