熱中症になりやすいのが7月下旬、8月中旬の理由

熱中症の救急搬送者毎年4万人以上。
熱中症には2回危険な時期があります。
●1回目 7月下旬 梅雨明け 気温の急上昇
●2回目 8月中旬 暑さによる疲労が蓄積
この2つの時期に増える理由は?

1回目 7月下旬 梅雨明け 気温の急上昇

梅雨明けの急激な気温の上昇で5度前後上がる。
一番多かった7月23日は気温が下がっていた。
梅雨明け特有の天気に隠されている。
気温だけではなく湿度も重要。

湿度が高いと汗が蒸発して体温が下がらないので熱中症になる

体温は汗が蒸発して下がる。
湿度が高いと汗が蒸発しにくいので体温が下がらない。
最も搬送が多かった23日は小雨が降っていた。
湿度が前日より5%上昇、それが熱中症に繋がった。

梅雨明けの時期は気温と湿度が高くなるので注意。

熱中症計

熱中症の危険度が簡単にわかるお勧めグッズ。
天気予報で熱中症の危険レベルがわかる。

  • 危険 外出はなるべく控える
  • 厳重警戒 炎天下を避け、室内でも注意
  • 警戒 運動する時は注意
  • 注意 激しい運動や重労働時は注意

熱中症になりやすい人

暑熱順化 暑さ慣れできてない人が最もターゲットになる。
体が熱さに適応した状態。
涼しい場所で多く過ごしていると暑さに対応しきれず熱中症になる。

2回目 8月中旬 暑さによる疲労が蓄積

夏場最も高くなる気温と、暑さにそろそろ参ってきて暑さによる疲労が蓄積するのが理由。

疲労が蓄積しないようにするには

睡眠で日の疲れをリセットするのがいい。
十分クーラーのきいた部屋でぐっすり寝ること。
冷えてだるくならないように、使い方を工夫。
4時間後にもっとも体温が下がる。
タイマーを3時間後できれ、5時間後でふたたび付くようにする。

家で倒れる方は救急搬送される方の40%。
こまめに水分を取る。
暑い時は無理せずクーラーをつける。