喉が渇く頻尿は血圧とカルシウムと腎機能が低い副甲状腺機能亢進症だった

頭痛の原因、お腹CTを取ったら副腎の異常だったとか、
長引く腹痛で胸のMRIを取ったら胸の神経に異常だったとか、
意外な場所に病の原因が隠れていることも少なくない。

頻尿の陰に潜む奇妙な病
名医のセカンドオピニオンで紹介されていました。

夜間の頻尿

48歳女性の雑誌 生地 フリーランスのライター
一人息子を細腕一本で育ててきたシングルマザー
最近気になることは夜間の頻尿
寝ているときに尿意で目が覚めてしまう
この冬で毎晩起きてしまう。

仕事中 睡魔に襲われることもしばしば。
そこで彼女はカフェインを控えるようにした。
寝る前には必ずトイレに行くことを心がけるようにした。

どれだけ水分を控えてもどうしてもトイレで起きてしまう。
トイレに行く頻度は日に日に増していった。
夜一回トイレに行って安心して寝ても2時間で耐えがたい尿意を催す。
夜間頻尿で2~3回起きる。

近所の泌尿器科を受診。
異常なし
過活動膀胱かもしれませんね。 続きを読む

尿路結石になりやすいSEや建築現場、営業マン、運転手

尿路とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれている
尿路結石について。
尿路とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれている。

結石になりやすい人

ファーストフード甘いものなど、食生活の欧米化。
働き方や社会の変化がしていることも要因。

42歳男性
仕事が忙しくてトイレに行かない
集中力の維持にコーヒー 多いとき7~8本
食事はから揚げコンビニ弁当やカップ麺
なんだが腰が痛そう
食べてすぐ寝ました
会社の健康診断で尿路結石が見つかった

運転手、ドライバー 営業マンが多かったが、最近ではSEや建築現場で働く人がなりやすい。
原因は人手不足、長時間労働・・・

  • なかなかトイレにいけない
  • 食べてすぐ寝る 尿路結石の成分2~4時間かかって尿に出る 出る前に寝る
  • コンビニ 飲食店 生涯独身も増えている 動物性脂肪 たんぱく 塩分 当分 取りすぎ
  • コーヒー飲みすぎ、紅茶伸びすぎ シュウ酸が多く含まれている

尿路結石は、年齢男性30才~50才の働き盛り、女性閉経後50才~がなりやすく、夏が尿が濃くなり起きやすい。

  • 腎臓結石 痛みはほとんど感じない
  • 尿管結石 背中~脇腹の痛み、けつにょぷ、吐き気、結石性腎盂腎炎

尿路結石の治療

尿路結石 ESWL TUL PNL

自然と出てくる

尿路結石 7~8ミリ以下 半数の患者がでる

出てこない場合

1か月以上たってもでてこない
1センチ以上の結石は治療が必要

ESWL 体の外から衝撃波で石を砕く
TUL 膀胱から尿管 直接石を壊す
軟性腎盂尿管鏡 先端からレーザー
軟性腎盂尿管鏡 先端からレーザー
尿路結石をバスケットカテーテルでつまみだす
バスケットカテーテルでつまみだす
・直接結石に到達、より確実に砕ける
・ESWLで壊せない硬い大きい石が砕ける
・麻酔が必要
・入院は2~3日4~5日
PNL 腎臓に穴をあけて内視鏡を入れて砕く

だが、半数の患者は5年以内に再発する

尿路結石の再発予防

水を沢山のむことで尿が薄まってできにくくなる。
1日2リットルが目安。
食品に含まれるシュウ酸に注意。
シュウ酸はカルシウムと一緒に取ると、便で排出される
ほうれん草、レタス、ブロッコリー、なすかぶサツマイモチョコ、バナナコーヒー緑茶
シュウ酸はカルシウムと一緒に取ると、便で排出される。

中学生で陰嚢がおおきくなっている原因は横紋筋肉腫

進学の時期に高校二年生
6月にお風呂で陰嚢がおおきくなっているのに気付いた。
自然に治るかなとおもっていたが9月には激痛が走り救急を受信。
子供に多い癌のひとつの横紋筋肉腫とわかった。
(横紋筋肉腫の主な発症部位は頭頚部25%、泌尿器生殖器22%、四肢18%だそうだ)

治療で精巣の機能が失われる可能性に備えて精子を凍結保存し治療に臨んだ。
当時は中学3年生。
中高一貫校コースなので進学の心配はなかったが、病院にいた同年代の患者は志望校から受け入れを断られたと悲しんでいた。
高校に進学してからも手術後の抗がん剤治療は続行。
留年を避けようと通院の時価帯を調節して遅刻や早退で出席日数を稼ぎ、テストを終えては病院に直行した。

治療で髪の毛が抜け、顔は青白くなった。
帽子をかぶって登校し、弁当の臭いで気分が悪くなったこともある。
治療は高校一年の冬に終わった。
髪の毛も元に戻り部活に入った。

がんの5年生存率は小児もAYA世代(思春期と若年成人)でものびている。
しかし急性リンパ性白血病では小児は86%なのに対し、
AYA世代は56%、
横紋筋肉腫では小児が67%で、
AYA世代は38%など比較的多い8種類のがんでAYA世代の生存率が低かった。

この世代に特化した臨床経験や診療ガイドラインが少ないことや、診断や治療の遅れが要因。
職場で立場が確立していない20代~30代の人はがん告知を受けると辞表を出してしまいがちだ。
治療のために休職当初から会社との連絡を密にするように促す。
ソーシャルワーカーが間に入ることもある。

今の時代治る病気であるがん。
そうでない場合もあるけど、人生を有意義に過ごしてほしい。
余命なのかそれとも治療なのかという問題。
医師が的確なアドバイスをすることが何よりも大事。

抗生物質で治らない膀胱炎の原因は便。大腸憩室炎だった

尿で満タンにした膀胱エコーで白い影
10年治らない膀胱炎の原因をたけしの健康の医学でやってました。
尿で満タンにした膀胱エコーで白い影。
横になって再度エコーをするとその影が動く。
膀胱の中を浮遊する粒状の遺物は便でした
膀胱の中を浮遊する粒状の遺物は便でした。

問題の患者の膀胱鏡画像は小さな浮遊物で濁っていた
健康な人の膀胱鏡画像は澄んでいて視界が開けている。
だが、問題の患者の膀胱鏡画像は小さな浮遊物で濁っていた。

反復する膀胱炎の原因は大腸憩室炎

大腸憩室炎は腸壁の一部が袋状に飛び出して便などが詰まって炎症が起きる病気。
この10年治らない膀胱炎の患者はS状結腸に憩室炎ができていた。
S状結腸の炎症が大腸の裏側から膀胱に癒着し穴が開き繋がり瘻の状態
そのS状結腸の炎症が大腸の裏側から膀胱に癒着し穴が開き繋がり瘻の状態になった。
尿道からおならが出るのは、大腸のガスが膀胱に入り尿とともに出るためだった。

便が絶え間なく膀胱内に入ってくる。
いくら抗生物質を飲んでも雑菌が繁殖。
膀胱炎を繰り返す、反復するというものだった。
恐ろしい状態です。

膀胱炎患者の数万人に1人の症状らしいです。
抗生物質で治らない膀胱炎、尿道からおならがでるなどは要注意です。
ただ、反復性、難治性など抗生物質で治らない膀胱炎はいっぱいありますので、泌尿器科医の先生と相談しましょう。

単なる腸炎は基本的に投薬治療(口から飲めないときのみ点滴)で入院適応は厳しいですが、腸憩室炎は入院適応の判断がしやすいです。

前立腺肥大の尿漏れ。尿道の内視鏡、前立腺エコーの画像

男性用尿漏れパッドなどの商品が出ている。
女性との違いは原因のひとつが出産ですが、男性の場合は加齢が原因が多い。
もうひとつの引き金がある。
福島県立医科大学泌尿器科教授小島先生。

前立腺肥大BPHが引き金の過活動膀胱

過活動膀胱(脳に関係。膀胱が勝手に収縮)
前立腺肥大症が原因で過活動膀胱になる人が50~75%もいる。
男性の場合尿道は膀胱の下で前立腺に挟まれている。
加齢で肥大すると膀胱と尿道を圧迫してしまう

前立腺エコー(超音波検査)の画像

前立腺エコー(超音波検査)の画像
通常は20ml、くるみ大
大きくなると、30ml、50ml、100mlに膨らむ
膀胱が圧迫。

尿道の内視鏡画像

尿道の内視鏡画像
前立腺が尿道を圧迫。
おしっこの出が悪くなる。
尿漏れというよりも出にくくなるのでは?

前立腺による尿漏れが起きる理由

切迫性尿失禁といち流性性尿失禁
前立腺が尿道や膀胱が圧迫。
すると圧迫によって膀胱のおしっこがたまったなと勘違いして過活動膀胱が起きる。
一方尿道や膀胱が圧迫されると出にくくなる。
すると膀胱が普段の力以上で出そうとする。
筋肉や神経が痛んで働かなくなって切迫性尿失禁になる。

さらに重症化すると、
尿道が詰まってしまって、膀胱に尿が溜まってしまう。
限界を超えてパンパンになると尿がちょろちょろ漏れ出す。
いち流性性尿失禁という状態になりちょろちょろ出る。

一リットル溜まると苦しくなって病院に運ばれてくる。
腎臓に負担がかかり腎不全になることもある。

頻尿の発見ポイント

排尿前 尿意切迫感がある、頻尿がある(正常は1日4~7回)
排尿中 尿の勢いが弱い
排尿後 残尿感がある

尿の回数が多く一回の量が少ないと頻尿の可能性がある。
排尿時間の正常は20~30秒。
一分かかると問題。

男性だと年齢とともに尿の切れが悪くなる。
出切れてない感覚がでるが、尿道内残尿という。
これ自身が前立腺肥大症の症状ではない。
チェックポイントを参考に。

良性の疾患なので急を要することはない。
だが稀に、脳血管障害、パーキンソン病が尿漏れの原因となることもあるので注意が必要。

男性の尿漏れの治療

治療方法には薬物療法と行動療法 膀胱訓練(排尿を我慢することで過剰な収縮を抑える)、生

活上の注意がある。
先に前立腺肥大症の治療を先するのが原則。
過活動膀胱もあれば続けて行う。

前立腺肥大症

α1遮断薬 前立腺の筋肉をゆるめておしっこを出やすくする
PDE5阻害薬 前立腺の筋肉をゆるめておしっこを出やすくする
5α還元酵素阻害薬 前立腺の大きさを小さくする薬

過活動膀胱

抗コリン薬 膀胱の収縮を防ぐ
β3作動薬 膀胱の筋肉を緩める

男性の場合は効きすぎると尿が出づらくなるので注意。

生活上の注意

前立腺肥大症

長時間座ることを避ける
下半身を冷やさない
刺激のある辛いものを食べない
アルコールや風邪薬には注意する(避けによって尿閉で救急病院でカテーテルは痛いので注意)

過活動膀胱

水分を取り過ぎない
カフェインアルコールに注意
便秘に気をつける

前立腺肥大症の手術

TURP 電気メスで削り取る
HoLEP レーザーでくりにく
PVP レーザーで前立腺を蒸発させる

他の治療がない場合は検討する。
男性の場合どうしても尿漏れは自身で悩む。
だが症状が強い方は悩んでないで病院に行きましょう。

男の残尿感と夜間頻尿と前立腺の原因

尿流量測定 特殊なセンサーの上に排尿することで尿の勢いを測定

あまり運動しない方は前立腺がむくみやすい。
前立腺炎の症状のあるときはおしっこの通り道が変形し、そのせいで尿が出し切れない場合がある。

前立腺とは

膀胱のすぐ下にある男性特有の生殖器官で、精子を動きやすくする前立腺液の分泌や排尿のコントロールが役割。
大きくなると尿道を圧迫し、尿の通りが悪くなり、頻尿や残尿感、勢いの低下を引き起こす。 続きを読む

トイレ尿がすぐ出る、走る!家から出れない

私の父もそうですが、トイレに行きたくなったらすぐ走らないと尿が出てしまう!とトイレまで走る病気があります。
それが、排尿障害、過活動膀胱です。
トイレ、尿意に気づくと尿がすぐに出るため、家から出れない状態になることもある。

急に尿意を感じてトイレに駆け込んだり、時には尿漏れしてしまったりする。
「過活動膀胱」と呼ばれる排尿障害に悩む人は国内で約810万人いると推測されている。
恥ずかしさなどから治療を控える人も多いが、従来の薬や行動療法のほか、膀胱の筋肉の萎縮を抑える新しい治療方法で症状が改善するケースが増えている。 続きを読む

腎臓が悪いがわかる、下痢、のどの痛み、泡立ち、足のむくみ、血尿

腎臓病になる意外なきっかけは?
腎臓が悪いと意外なのどや下痢などの症状でわかることがあります。
血尿や尿のあわ立ちに、喉の痛みや足のむくみ、下痢などが合わさった場合、注意しなければなりません。
この場合、慢性腎臓病である確立が何パーセントであるのかが健康カプセル元気の時間でやってました。 続きを読む

前立せんがんの新薬、エンザルタミド、アビラテロン、カバジタキセル

前立せんは男性だけが持つ臓器で、膀胱の真下にあり、栗の実のような形状。
排尿をスムーズにしたり、精液の流れを調節したりするのが役割で精液の一部である前立せん液を作る。

がん対策情報センターによると人口10万人当たりの前立せんがんによる死亡数は、昭和63年には20人だったが、平成24年には40人を超えた。
「がん統計白書」によると、6年後の患者数は約10万人で、男性癌の患者数第1位になると予想されている。 続きを読む

足の血液を腎臓に運ぶ方法

尿のお悩み3。

夜間頻尿 眠りを妨げる 何度も起きる

お風呂やプールに入るとおしっこがしたくなる、そこに夜間頻尿を対策するヒントがある。
水圧がかかり、血液が上に上がってくる。
下肢足がむくんでいて血液が溜まっている。
筋力の低下などによる足に溜まりやすくなった血液が寝ることによって腎臓に流れて尿意が生じていた。
つまり、寝る前に足に溜まった水分を排出すれば夜間頻尿が改善できる。

足の血液を腎臓に運ぶ方法

ソファーに横になり、足の位置が心臓より上になる。
その状態で2分安静にし、足首曲げたり伸ばしたり、回転を外側、内側5回ずつ。
寝る1時間前に行うことで足に溜まった血液を腎臓に運び、寝る前に尿として排泄する。

ウォーキングで足の筋肉を鍛えることや昼寝をして溜めないようにすることもよいです。

ある病気の可能性も

心不全

夜何回もトイレの夜間頻尿は心不全だった
心臓のポンプ機能が低下、血液が足に溜まりやすくなることで、寝ると尿が増える。
他に腎臓の機能が低下している場合もあるので気になる方は病院へ。

女性の場合頻尿の原因として過活動膀胱

膀胱が敏感になり尿がちょっとしかたまってないのに尿意がでたり我慢がきかなくなりもらしてしまう。
原因は脳や神経の問題など様々 膀胱が勝手に収縮するのを抑える薬でコントロール。

骨盤低筋、排尿を我慢する筋肉が緩む場合
下腹部の臓器を支える筋肉 出産や加齢でゆるむと起こる。
体操が効果的。肛門や尿道の筋肉を絞めたり緩めたり繰り返して鍛える。
10回ワンセットにし1日5セットぐらい行いましょう。

男性の場合は前立腺肥大症

前立腺肥大症は症状が軽ければ薬で治療。
尿道を広げる薬や男性ホルモンを抑える薬で前立腺を小さくする。
酷くなると手術が必要になる。

腎臓の機能と働き、尿の色でわかる腎臓病のサイン

尿の色でわかる腎臓病のサイン。
尿の色には、赤や緑、黄色、茶色、白なんてのもあるらしい。
それぞれの色を駆け込みドクターで解説していました。
健康なら尿は淡い黄色、ほぼ透明です。
異常であれば、尿が赤に近いオレンジ色の尿や、血のような赤い尿が2日間出た、朝の寝起きで泡立ちなどあります。 続きを読む