喉が渇く頻尿は血圧とカルシウムと腎機能が低い副甲状腺機能亢進症だった

公開日: : 泌尿器科

頭痛の原因、お腹CTを取ったら副腎の異常だったとか、
長引く腹痛で胸のMRIを取ったら胸の神経に異常だったとか、
意外な場所に病の原因が隠れていることも少なくない。

頻尿の陰に潜む奇妙な病
名医のセカンドオピニオンで紹介されていました。

夜間の頻尿

48歳女性の雑誌 生地 フリーランスのライター
一人息子を細腕一本で育ててきたシングルマザー
最近気になることは夜間の頻尿
寝ているときに尿意で目が覚めてしまう
この冬で毎晩起きてしまう。

仕事中 睡魔に襲われることもしばしば。
そこで彼女はカフェインを控えるようにした。
寝る前には必ずトイレに行くことを心がけるようにした。

どれだけ水分を控えてもどうしてもトイレで起きてしまう。
トイレに行く頻度は日に日に増していった。
夜一回トイレに行って安心して寝ても2時間で耐えがたい尿意を催す。
夜間頻尿で2~3回起きる。

近所の泌尿器科を受診。
異常なし
過活動膀胱かもしれませんね。

ファーストオピニオン病名:過活動膀胱

膀胱の神経が過敏になりすぐ尿意を招いてしまう
頻尿の最もポピュラーな病気。

早速過活動膀胱に対応する運動と治療薬を服用し始めた。
しかし、新たな症状が。
最初の診断から一週間。

喉が渇く。

コップの水を飲み干すと収まる。
1時間後尿意。
トイレに行ったらまたのどの渇きに苦しめられまた水を飲むの繰り返し。
近所の泌尿器科で糖尿病を調べたが原因は見つからない。
精神的にも体力的にも追い詰められていった。

飲み物と毛布をトイレに持ち込み寝ることぐらいしかできなかった。

最初の診断から3か月、かかりつけ医からの電話。
事態を重く見た主治医がセカンドオピニオンを勧めた。
セカンドオピニオンというか、ただの専門医への紹介状ですね。

国立長寿医療センター泌尿器科吉田先生の問診

夜は5~6回
尿量の計測150ml。
先生が注目したのは、夜の尿量が多いのか少ないのか。
それによる病名が変わってくる。
夜起きて1回目の尿は200ml
夜の尿量が少ない病気は過活動膀胱。
夜の尿量が多い病気は、心臓、睡眠時無呼吸症候群、生活習慣病など。
息切れ動悸は気にならないので心臓ではない。
いびきはかかない。
違和感を覚え何かと釈然としない
全て血液検査結果は正常だが、血圧低い、カルシウム低い、腎臓機能が低い。に共通するのは・・・
現在これまで気になった不調は?気分が落ち込む。
他には?全身がだるい。
体が重い力が入らない。
確信に変わった。
物を落としてしまったことは?あります。
腰に痛みを感じることは?あります。
最後に、原因がわかりました。
原因は首にあったのです。

セカンドオピニオン:副甲状腺機能亢進症

喉が渇く頻尿は血圧とカルシウムと腎機能が低い副甲状腺機能亢進症だった
副甲状腺は4つある。
良性の腫瘍などが原因。
米粒の大きさなのに全身の機能に影響がある。
原因不明だが、腫瘍でホルモンが過剰分泌で全身の臓器に異常。
特に影響を受けやすいのが腎臓と筋肉。

水分量を調節する腎臓に異常がでれば尿を過剰に作成するし、
骨盤底筋に起これば、強い頻尿症状が起こる。

この病気に気付いたポイントは、
血液検査は全て正常だが、血圧、カルシウム、腎機能が低くかったこと。
副甲状腺腫瘍を手術で治った。

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