前立腺癌の治療法の相談 健診 PSA値 針生検 ホルモン治療

公開日: : 泌尿器科

がん電話相談から

質問

58歳男性です。4ヶ月前の健診でPSA値が30近かったため針生検を行い、
20本中2本から癌が見つかりました。
2箇所のがんグリーソン・スコアは3+3=6と3+2=5です。

MRIでは右左の2箇所に疑わしい病変があり、
大きさは3センチと2センチ、前立腺の内線部にとどまっているそうです。
前立腺肥大症もあるということです。
PSA値だけを見ると高リスク、MRI所見では中リスク、
生検の結果では低リスクで、トータルで高リスク癌と言われました。

治療法として、手術が提案され、ゴナックスによるホルモン治療を開始。
手術の副作用や後遺症が心配で、放射線治療を受ける事にしたのですが、
どのような治療法がいいのでしょうか?

回答

グリーソン・スコアが6以下ですと、PSA値(30)を考えなければ
無治療経過観察も選択肢となります。
前立腺肥大症で、前立腺が70~80グラム、(通常は20グラム)程度あると、
前立腺の炎症を伴い、PSAが高くなることは稀ではありません。

PSA値だけを見ると深刻ですが、生検の結果からとても高リスクがんとは思えません。
MRIで大きく見えるようですが、生検標本でのがんの大きさは実際、どの程度だったのでしょうか?

2箇所とも標本の30%以下の大きさなら慌てて治療する必要はないと思います。
現在は低リスクがんではすぐに治療しないと言うのが主流です。
あまりに生命に関係ないがんに副作用の強い治療をすることに対する反省期に入っているのです。

しかし、すでに6ヶ月間行うホルモン治療に入っていて、その後放射線治療を行うことになっているようですから
前立腺が40グラム以下に縮小したら外照射より密封小線源治療を選ばれるのがいいと思います。

グリーソン・スコアとは

前立腺がんは腫瘍の悪性度
「1」が最もおとなしいがんで、「5」が最も悪いがんを意味します
最も多い成分と次に多い成分を足し算してスコアー化
たとえば最も多い成分が「3」で次に多い成分が「4」の場合、「3」+「4」=「7」と評価されます。
一般的に、グリソン・スコア 6以下はまずまずおとなしい癌、
8以上は、かなり悪性の癌とされているそうです。

前立腺がんの密封小線源治療とは

放射線を出す小さな線源(カプセル)を前立腺内に挿入して埋め込んで前立腺の内部から
放射線を照射する治療法。
ヨウ素125という放射線元素を使う。
直腸診や画像診断などでがんが前立腺内に限局していると診断されたステージBの前立腺がんがよい適応。

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