前立腺肥大症レーザー手術尿道頻尿残尿感排尿障害陰茎の先端

公開日: : 最終更新日:2015/07/28 泌尿器科

泌尿器科で多い病気の一つに男性の前立腺が大きくなる病気、前立腺肥大症がある。
加齢で排尿障害が置き、昼から尿が出なくなって深夜にもでなくなって膀胱がパンパンになって
深夜救急病院で管を入れて道尿してもらう人もいる。
関西労災病院では最新のレーザー治療器で大幅に出血を抑えた治療をしている。

尿道を囲むため肥大すると尿がでにくくなる前立腺

前立腺は膀胱の下にある尿道を取り囲むクルミ大の器官で50歳ぐらいから大きくなり始め、前立腺の中央を走る尿道が圧迫されて狭くなり、頻尿や残尿感などの排尿障害が起きやすくなる。
60歳以上で50%、85歳以上で90%が前立腺肥大症を発症する。
軽症なら薬物治療を行うが、尿がまったくでないなど重症化すれば手術を検討する。

従来はまず陰茎の先端から尿道にカテーテルを入れて小型カメラや電気メスで前立腺に到達させ、カメラの映像を見ながら、不要な組織を削り尿道を広げる。
だが、削る過程で一部の血管を切るのは避けられないため出血量が多くなる。
血栓予防でワーファリンなどの血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人は
大量出血に繋がる恐れがあり、手術を受けられない。

手術をしたとしても削った部分がしばらく腫れて傷むことが多く、管を抜くまでに2~3日、入院期間は1週間ぐらいかかる。

新しい手術は出血も負担も少ない

関西労災病院では2012年の12月に電気メスの代わりのグリーンライトレーザーを関西では一番早い段階で導入したそうです。
従来の手術では約1割で輸血が必要でしたが、このレーザーを使うと出血が少ないので輸血するケースはほとんどない。
血栓予防薬を飲んでいる人でも手術ができる。

レーザーを前立腺の不要な組織にあてるとあわ立つように消えていく。
レーザーには傷口をふさぐ効果もあり、即座に止血も出来る。
手術時間や約1時間。

この手術は海外ではすでに50万件以上の実績がある。
日本でも11年に保険適用され広がり始め今月1日現在で全国37施設が導入している。
ほとんどの場合手術翌日に管を抜き、3~4日で退院できる。
術後の痛みを訴える人も少ない。
今後さらに広がるのではないかと話す。

25年8/18のくらし・健康・医療欄、深化する医療よりご紹介。

関連記事

S状結腸の炎症が大腸の裏側から膀胱に癒着し穴が開き繋がり瘻の状態

抗生物質で治らない膀胱炎の原因は便。大腸憩室炎だった

10年治らない膀胱炎の原因をたけしの

記事を読む

no image

足の血液を腎臓に運ぶ方法

尿のお悩み3。 夜間頻尿 眠りを妨

記事を読む

no image

男の残尿感と夜間頻尿と前立腺の原因

尿流量測定 特殊なセンサーの上に排尿する

記事を読む

no image

低リスク前立腺がんは手術か放射線治療どっちがいい?

低リスク前立腺がん、治療法の選択に迷う。

記事を読む

no image

前立腺がんのホルモン治療で肥満、根治的治療を受けたい

質問 前立腺がんでホルモン治療をやめ根治

記事を読む

腎臓病リスク早見表

腎臓病リスク早見表ー健康診断結果の見方

クレアチニンを規定する因子で筋肉量。

記事を読む

no image

トイレ尿がすぐ出る、走る!家から出れない

私の父もそうですが、トイレに行きたくなっ

記事を読む

切迫性尿失禁といち流性性尿失禁

前立腺肥大の尿漏れ。尿道の内視鏡、前立腺エコーの画像

男性用尿漏れパッドなどの商品が出ている。

記事を読む

no image

腎臓の機能と働き、尿の色でわかる腎臓病のサイン

尿の色でわかる腎臓病のサイン。 尿の色

記事を読む

no image

男前立腺がん健診転移の無い初期癌PSA値が高い前立腺肥大

前立腺がんをMRI撮影、前立腺の辺縁域に

記事を読む

突発性湿疹は生後6か月~1歳半くらいの子供がかかる
発熱で0~3か月は緊急。生後一カ月未満はすぐ病院に行った方がいい

生後一カ月未満の発熱は緊急度が高い。 すぐ病院に行った方がいい。

腎臓を立位で触診する
女性の痩せる痛み方が変わる腹痛の病気の正体は遊走腎だった

このところずっと体調がよくない34歳女性 三か月前から 靴の販売店の

no image
脳転移でカルセドが効かなくなれば緩和医療

78歳の夫は半年前、小細胞肺癌と診断されました。 腫瘍は右下葉に一箇

no image
左胸が痛むは首のトゲが原因の頸椎狭心症だった

●症状1 肩こり、左のコリがひどくなってきた 肩こりから三週間

no image
癌が見えないとアリムタを中止したほうがいい?

60歳の夫は1年2ヶ月前、肺腺がんステージ1bの診断で胸腔鏡下で左中葉

→もっと見る

PAGE TOP ↑