膀胱がん再発、BCG注入療法は2回まで、筋層浸潤の場合は?

公開日: : 最終更新日:2014/08/26 がん電話相談から 過去ログデータ

質問 膀胱がん再発、BCG注入療法行える?

76歳男性です。
膀胱がんで、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を受けました。
表在性のがんで、大きさ2センチのものが2個、G3でした。
手術後、再発予防のため、BSG注入療法を毎週1回、計8回行いました。
1か月前に行った膀胱鏡(極細の内視鏡検査)で、再発の可能性があるといわれました。
今後再発した場合、BCG注入療法は行えるのでしょうか?

回答 2回目以降のBCG療法は無理して行うと萎縮膀胱になる

表在性のがんはTUR-Bt後、定期的に通院し、細胞診と膀胱鏡検査で経過を見ます。
再発した場合のBCG注入療法は、第2サイクルまでは適応があります。
3回目になると、頻尿や痛みなどの副作用が強く出ますし、有効性も低くなります。

2回目以降のBCG療法は副作用の症状が長く続くときは一時休んだほうがよく、
無理して行うと、萎縮膀胱(膀胱が小さくなり使えなくなる)に陥る可能性があります。

質問 手術ではなく放射線治療を受けたい

再発して筋層まで浸潤した場合、膀胱全摘術といわれました。
放射線治療を受けたいのですが。

回答 筋層に浸潤した場合は放射線治療の適応もあり

筋層に浸潤した場合、治療効果は全摘より少し劣りますが、放射線治療の適応もあります。
あなたの場合、まだ再発の疑いですが、今後の検査で再発がはっきりし、MRIで筋層への浸潤が疑われたら、もう一度TUR-Btでしっかり削ります。

病理検査で筋層浸潤が認められたら放射線治療を行いますが、そのとき抗がん剤を一緒に使ったほうが効果が高くなることが知られています。
筋層浸潤がない場合は、BCG療法をもう一度行います。

質問 治療しない選択は?

なにも治療しないでいたらどうなりますか?

回答

1年か遅くとも2年以内に血尿による尿閉、癌の進行による尿管閉塞から腎不全になったり、転移による辛い症状が起こったりすると思います。
平成26年8月19日がん電話相談から。

BCG注入療法とは?

BCGは弱毒化した結核ワクチン。
膀胱上皮内がんと表在性膀胱がんに効果がある。
強い炎症が起き、免疫系細胞のマクロファージが活発に働き、腫瘍細胞を破壊するそうです。

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