高齢の母の大腸ポリープは放置していいのか

公開日: : 最終更新日:2014/09/05 がん電話相談から 過去ログデータ

質問 高齢の母の大腸ポリープは放置していいのか?

83歳の母や内視鏡の検査で大腸にポリープがあり、5mmの大腸腺腫と診断されました。
主治医から「生検はリスクがあるため行わなかった。今後、腺がんになる可能性はあるが、高齢であり、出血や穿孔(腸に穴が開く)などのリスクがあるので、定期的に内視鏡の検査を受けなくていい」と説明がありました。


生検をしなくても癌ではないとわかるものなのでしょうか?
腺腫が何年後かに癌化する割合はどのくらいですか?
このまま何もしないで放置してもいいのでしょうか?

回答 現在5mmのポリープは検査で診断できる

専門医であれば、現在5mmのポリープに対しては内視鏡で見れば、細胞を取らなくても癌か癌でないかはほぼ診断がつきます。
5mm以下のポリープの癌化はごくまれなので放置しておいても心配ないと思います。
80歳以上の方でもポリープを取っている方は大勢います。
大腸の内視鏡検査は検査自体、辛い検査ですし、脱水症状など体にとって負担が大きい検査です。
主治医の先生はお母さんの体全体の状態を考えて判断されたのだと思います。

質問 高齢でも体力があります

家族としてみていて、検査は受けられそうなのですが。

回答 そこまで気になるならポリープ切除するべき

ポリープを放置しておくことで癌化のこと、定期検査を受けなくてもいいのか、放置しておいていいのかなどさまざまな疑問や不安の原因になっているようですので、結論としてはポリープを切除してしまうことをオススメします。

患者さんは高齢ではありますが、検査を受ける体力は合併症など特に心配するほどのことはなさそうです。
ポリープを切除すれば今後のことも含め不安なことは解消されると思います。
ポリープ切除後の定期検査は80歳以上で単発の腺腫の方であれば、
新たにポリープや癌が発生してくる確率はきわめて低く必要ないと考えます。

産経新聞平成26年9月2日の生活欄のがん電話相談より。
便潜血検査(便に血が混じっているかどうか)で大腸がんによる出血があるかどうかなど簡単に調べることもできます。
早期発見にはやはり内視鏡ですね。

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