肺がんは75%以上がスリガラス状、白い部分が25%以下なら転移しない癌

質問

62歳男性です。
6カ月前前、膀胱がんステージⅠで経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を受け、3か月ごとに膀胱鏡での経過観察をしています。
膀胱がん治療前検査の胸部CTで右肺に癌が見つかり、膀胱がんの治療に引き続いて右肺上葉とリンパ節の切除術を受けました。

癌は23ミリの大きさで、そのうち80%はスリガラス状の影、20%が白い影でした。
膀胱がんは比較的軽いものと言われていますが、肺がんはどの程度のものなのでしょうか?

回答

肺がんの検査をCTで行い(レントゲンでは映らなかった)、80%がスリガラス状の影だったということは、相当、早期のがんであった可能性が高いです。
正確には高分解能CTという制度の高いCTで撮影して、その画像で判断します。
日本ではこの分野の研究が大変進んでいて、全国規模の研究で直径30ミリ以下のスリガラス状陰影を含む癌で、75%以上がスリガラス状で、白い部分が25%以下であれば、画像的非浸潤(転移を起こさない)がんと考えられています。
この場合には切除すれば治癒します。

質問

同時に2つの癌を抱えて途方に暮れています。
再発転移する可能性は高いのでしょうか。

回答

ご質問ではどのようなCTで撮影されたかがはっきりしませんが、印象としては肺がんに関してはほぼ治る癌と理解していいと思います。
肺がんが90%治るというのは驚異的なことで、一般にⅠ期の癌で治るのは70%と言われています。
もし白い影が50%だったとすると、早期といっても再発率は上がってきますので、良いタイミングで検査を受け、手術を受けたと思って、あまり心配しないで前向きに生きることを考えてください。

平成26年9月9日がん電話相談より。