肝内胆管がん術後CA19-9腫瘍マーカー高値、他の治療法

公開日: : 最終更新日:2014/06/23 がん電話相談から 過去ログデータ

肝内胆管がんの手術後、腫瘍マーカーが高値続く。
CA19-9だけで再発、治療無効の判断は危険。

質問 もう他に治療法はない

75歳男性です。
1年半前に肝内胆管がんで、肝臓を60%と胆管・胆のう切除術を受けました。
術後の抗がん剤治療でTS-1を内服しましたが、発疹と倦怠感の副作用が強く出たため1ヶ月で終了。
その1ヵ月後からジェムザール治療を10ヶ月行いましたが、腫瘍マーカーCA19-9が100で、効果がありませんでした。
続いて、シスプラチンの治療を5ヶ月行ったのですが、CA19-9は150で効果はありませんでした。
主治医から「もう他に治療法はない」といわれました。

回答

肝内胆管がんは早期に発見され、十分な手術ができれば治癒が期待できます。
手術後の抗がん剤による再発予防効果は証明されていませんので通常は経過観察をします。
CA19-9の高値が手術後に低下したものの、その後上昇すれば再発が疑われるところですが、術後の再発の診断は意外に難しく、このような状況でもCTやPETで見つからないことがよくあります。

再発と診断して抗がん剤を始めるか、経過を見るかは主治医判断になります。
経過観察でいつまでも再発が見つからず、そのうちCA19-9が低下してくることもありえます。
CA19-9だけで再発を診断したり、抗がん剤無効の判断をくだしたりすることはとても危険です。
まず、CA19-9の推移と画像診断の見直しによる病状の再確認をお勧めします。

質問 他の治療法

他に何か治療法はありませんか?

回答

再発が確実で、かつジェムザール単独療法が無効と判断できる状況であれば、ジェムザールとシスプラチンの同時併用療法、もしくはTS-1の減量再導入が次の治療候補です。
そのほかには免疫ワクチン療法や、新規抗がん剤の臨床試験、治験への参加が考えられます。

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