大腸がん、肝転移を切除できない場合の治療法

公開日: : 最終更新日:2014/08/04 がん電話相談から 過去ログデータ

質問

58歳女性です。
大腸がんステージⅣaで腹腔鏡手術を受け、S状結腸を10センチ切除しました。
肝臓に10個以上の転移があり、一次治療としてFOLFOX+ベクティビックス(分子標的治療薬)の治療を4クール行い、肝転移は半分に縮小しました。


副作用の皮膚障害やアレルギーが強く出たため、二次治療のFOLFIRIに移行しましたが、イリノテカンが使いにくい体質と言われています。
3クール終了後、肝転移は3割に縮小、現在FOLFIRI療法を続けています。
今後の治療はどのようになりますか?

FOLFIRI療法:フルオロウラシルとロイコボリンを組み合わせた治療に、イリノテカンを同時併用する治療であり、切除不能・進行再発大腸がんの標準治療のひとつです。

回答 手術が最も根治性の高い治療法

肝臓の転移が元の3割に縮小しているのなら、以前は切除できなかったものでも取れる可能性があります。
手術が最も根治性の高い治療法ですので、肝臓外科の医師に画像を見てして判断いただき、手術ができる状態なら切除するのがベストの治療法です。
ただし、施設によって切除適応の基準が異なっている為、専門施設でのセカンドオピニオンをお勧めします。

質問 切除できない場合

切除できないという判断になった場合は?

回答 肝転移を切除できない場合の治療法

切除不能であれば、病状の進行を抑える為、抗がん剤治療を続けます。
現在治療しているFOLFIRIを継続し、分子標的治療薬のアバスチンの併用を考慮します。
アバスチンはVEGF(血管内皮細胞増殖因子)に作用することで、腫瘍の成長にお必要な血管の新生を抑え、腫瘍の増殖や転移を抑えます。
高血圧、蛋白尿が主な副作用ですが、主治医から詳しい説明を受けた上で併用すれば治療効果が高まることが期待されます。
さらに、KRAS野生型であると思いますが、第三次治療としてイリノテカンと抗EGFR抗体のアービタックスやベクティビックスとの併用療法を皮膚障害に留意して再導入することも検討されると思います。

KRAS野生型:日本人の約60パーセントが、KRAS遺伝子野生型。この型の場合アービタックスやベクティビックスの効果がある。変異型だとまったく効かない。

平成26年7月29日産経新聞、がん電話相談からより。

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