睾丸のがんで脳に転移、髄注で激しい頭痛やめまい

45歳の男性です。
半年前睾丸に違和感を覚えて病院へ受診。
悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1期と診断されました。
腫瘍は左後腹膜にあり、大きさは10センチでした。
R-CHOP療法(分子標的薬リツキサン+抗がん剤のCHOP療法)6クールが近く終了予定です。
頑固な悪性リンパ腫の治療法の種類

悪性リンパ腫の脳転移の予防的治療はしたほうがいい

脳転移の可能性があると言われ、予防のために3クール目と同時に
「メソトレキセート+キロサイド+ステロイド剤」の髄注(脊髄腔への注入)を行いましたが、激しい頭痛やめまいなどがでました。
現在、PETで腫瘍はほぼ消失しています。
主治医から髄注4回を勧められていますが、このような強い副作用がでても治療を続けるべきですか。

後腹膜にある副腎や鼻、睾丸、乳房に腫瘍があったり腫瘍が大きかったりした場合、脳転移の可能性が高いです。
脳に転移してしまうと、抗がん剤が非常に効きにくいので予防的にメソトレキセートとキシロサイドの髄注を3週間ごとに4回行うのは標準的な治療です。
腫瘍が消えても、血液やリンパ中に微小ながん細胞が流れている可能性もあるのでできれば治療を続けた方がいいです。

脳にとって抗がん剤は異物ですから頭痛などが出るのはやむをえませんが、
一次的なものです。静脈注射で全身投与するより中枢神経に直接抗がん剤を高濃度で入れられる髄注の方が全身にかかわる副作用は少ないです。
ただ、食事ができず点滴に通院しなければならないなど生活に支障が出て中止する方もいます。
辛さはご本人しかわかりませんので主治医によく相談してください。

睾丸の違和感が続いています。腫瘍との関係はありますか?

この疾患に関係があればPETなどで陽性になったり悪化したりします。
PETが陰性で泌尿器科医も見たうえで違うというなら関係ないでしょう。