前立腺がんは放射線治療より手術で治る

公開日: : 最終更新日:2014/04/14 がん電話相談から 過去ログデータ

質問 前立腺がん、放射線治療を受けたい

55歳男性です。
2ヶ月前の健診でPSA値が10.8でした。
1ヶ月前に生検を行い、10本中1本からがんが見つかり、前立腺がんと診断されました。


グリーソンスコアは3+4=7で、骨シンチとCTで、転移はありませんでした。
主治医から手術を勧められましたが、放射線治療を受けたいのです。
私はまだ活動的で、これからの5年間のQOL(生活の質)が良い治療法を、また妻は出来るだけ再発のリスクが低い治療法を選びたいとそれぞれ思っています。

回答 手術と放射線治療の比較はできない

PSA再発率での放射線と手術の優劣は、PSA再発の定義が両者で異なりますので比較はできません。
また生存率で比較した場合、このような前立腺がんが直接の原因で10年以内になくなる方は少数なので、ほとんど差はでないと思われます。
放射線による副作用は、頻尿、排尿困難、排尿時痛、血尿、血便などで、手術による合併症としては手術中の直腸損傷、術後の尿失禁、性機能障害などがあります。
QOLで比較すると、排尿に関しては放射線が優れていますし、排便では手術のほうが優れています。

質問 手術と放射線どちらがいい?

手術と放射線のどちらを選択したらいいでしょう?

回答 手術のほうがすっきり治るでしょう。

手術と放射線のどちらがいいかはなかなか難しいことですが、
若い方だけに現在QOLを保つ治療を希望されるのはよくわかります。
もし、放射線治療後、15年ぐらいで再発した場合、その後何年もホルモン治療が必要になる場合があります。
手術で綺麗に取れば、手術のほうがすっきり治ります。
放射線治療の影響は長く残りますので、副作用が強めに出た場合や、頻度は高くないのですが、2次発がんの可能性を考慮しますと、50代の方にはまず手術を検討していただいています。

最近ではテレビで 切らない 切らずに治す治療というのが放送されていますが、
それは顔の眼球など手術が出来ない場所 えぐられると問題がある場所という印象がありますね。
手術して取ってしまえるのであれば取ったほうがいいという感じみたいですね。
がん電話相談から、平成26年4月1日

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