がんの分子標的治療薬でニキビ、水疱、ざ瘡、乾燥性皮膚炎、爪囲炎で痛い

公開日: : 最終更新日:2014/07/03 がん電話相談から 過去ログデータ

がんの分子標的治療薬に皮膚障害の副作用。
がん細胞を狙い撃ちして退治する分子標的治療薬が化学療法の大きなウエイトを占めるようになってきた。
ところが顔面にニキビのような皮疹がでたり、手足に火傷のような水泡ができ、痛みが走るなどの皮膚障害の副作用が高確率で出る。

がんの分子標的治療薬で皮膚に障害が出る理由

分子標的薬はがん細胞が増殖したり、他の組織に入り込み転移したりする際に働く特有の分子を攻撃する。
このため、正常細胞への影響は少なく、髪が抜けるなどこれまでの抗がん剤の副作用は少ないとされていた。
しかし、がん細胞の表面に多く発現する特有の分子は正常な皮膚細胞も少量持っているため、分子標的薬が作用し、症状を起こすとされる。
これまで確認された皮膚障害は分子標的薬の種類によって異なる。

EGFRチロシンキナーゼ阻害薬でニキビ、ざ瘡、面皰

がん細胞同士の増殖の情報連絡を遮断するタイプの薬(EGFRチロシンキナーゼ阻害薬)では、ニキビのような「ざ瘡、面皰」という皮疹が皮膚一面に出る症状をはじめ、極端に皮膚が乾燥状態になり、指先やかかとの角質層が剥がれ落ちるなどしてかゆみや痛みに悩まされる「乾燥性皮膚炎」、爪の周囲が赤く腫れ、重症化すると亀裂や痛み、出血で歩行困難などの生活に支障をきたす「爪囲炎(そういえん)」がある。

マルチキナーゼ阻害薬で手足症候群

がん細胞の増殖や進行に関わる複数の酵素を阻害するタイプの薬(マルチキナーゼ阻害薬)では、「手足症候群」という症状が出る。
手足に赤みや痛みがでて重症化すると、やけどのような水疱と激痛に襲われる。

薬、塗り薬、スキンケアで改善できる

こうした症状は、分子標的薬の投与前から治療や予防の計画を立てておけば、的確な皮膚障害の治療薬の投与や塗り薬、スキンケア、保湿剤で改善できる。
ところが、各地の癌専門の医療施設以外は、がんのチーム医療に皮膚科の専門医が参加することが少ないという。

早くから皮膚科を含めたチーム医療を展開している静岡県立静岡がんセンター(静岡県長泉町)の清原祥夫皮膚科部長は、分子標的薬の延命効果がある患者ほど皮膚障害が出やすいというデータがある。
その点を見極め、救命を優先しながらも、容貌の変化や行動の制約などに繋がる。
皮膚障害を改善し、患者の精神状態をを含めた生活の質を高める必要があると強調する。

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