早期腎盂がんのレーザー手術は2回したほうがいい?

公開日: : 最終更新日:2015/02/18 がん電話相談から 過去ログデータ

質問 腎盂管全摘術したほうがいい?

72歳の男性です。
8年前に膀胱がんでTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍摘出術)を受け、術後抗がん剤の膀胱内圧注入療法を1回行い再発はしていません。
先日健診で左腎盂の腫れを指摘され、早期で低悪性度の腎盂がんと診断されました。
レーザーでの腎盂尿管鏡手術を受けましたが、取り残しがありました。

主治医からレーザー手術は2回行えば取りきれると思いますが、もう一度レーザー手術をするか、左の腎盂管全摘術を受けるか決めてください。
といわれました。

回答 残すか取るか

低悪性度で本当に小さな腎盂がんならばレーザーで取りきれる可能性はありますので、左の腎盂を残すことはできます。
ただし、取り切れても再発のチェックのため、3ヶ月~6ヶ月に1回、定期的に尿管鏡検査を受ける必要があります。

尿管鏡検査は入院して麻酔をかけて行いますが、尿管の中で調べるのは結構大変なことですので、それを繰り返し続けていくことは覚悟がいります。

質問 腎臓は片方とるべき?

腎臓は片方とっても大丈夫なのでしょうか?

回答 早期腎盂がんの術後取り残し腫瘍の治療法

反対側の腎臓が健全であれば片方の腎尿管全摘でも日常生活に支障はありませんが、ごく稀に反対側の腎臓に腫瘍ができる場合があります。
ゴマ粒のような小さな腫瘍で、もう一度レーザーでの腎盂尿管鏡手術を行えばとり切れるといわれているのであれば、
全摘するのはもったいない気もします。

ご本人のレーザー手術をして腎臓を残したいという気持ちと、辛い尿管鏡の検査を繰り返し続ける覚悟があるのなら、もう一度レーザーでの腎盂尿管鏡手術を受けてみて、再発するかどうか様子を見るという考え方もあります。
再発したり、経過観察が大変になったらそのとき、左腎尿管全摘術を受けるのがいいのではないでしょうか?

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