子宮体がん、タキソールで歩行困難、タキソテールに変更

61歳の女性です。
子宮体がんで子宮と卵巣、卵管の摘出および骨盤リンパ節郭清術を行いました。
ステージⅠa期、病理組織診断で状態の悪い漿液性腺癌と診断されました。
手術後、タキソールとカルボプラチンの抗がん剤治療を行い、2日後に持病の変形性膝関節症が悪化、歩行困難になってしまいました。
6サイクルの予定ですが2サイクル以降の治療を受けるかどうか悩んでいます。

回答 子宮体がん、漿液性腺癌の術後化学療法

子宮体がんはⅠ期の場合、類内膜がんで95%の5年生存率が得られますが、漿液性腺癌、明細胞がんなどなど状態の悪いタイプは60~70%の5年生存率です。
漿液性腺癌のようなタイプは類内膜がんに比べて、

  • 発症する年齢が10歳以上高齢で60歳以上の発症が多い
  • 子宮体がん全体の30%未満と少ない
  • 子宮内膜細胞の突然のがん化によって発症する
  • 黄体ホルモン療法に反応せず、抗がん剤も効きにくい

などの特徴があります。
がん研有明病院では、65%び治療成績を80%ぐらいに改善するためにリンパ節郭清、大網切除を含む徹底した手術とタキソールとカルボプラチンなどの化学療法を6サイクル実施しています。
タキソールは変形性脊椎症などがあると痛みを増悪させることがよくあります。
痛みが増して歩けなくなったのはタキソールのためではないかと思います。
この場合タキソールをタキソテールに変えて治療することが多いです。

質問

タキソテールに変えても痛みがひどくなったら?

回答

抗がん剤を中止して、慎重に経過観察するのがいいでしょう。
手術のみでも65%以上は大丈夫だと思います。

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