前立腺がんが急に進行で腰椎転移は変形腰椎症?

公開日: : 最終更新日:2015/06/06 がん電話相談から 過去ログデータ

72歳男性です。
1年2ヶ月前、PSA値9で前立腺の針生検を行い12本調べましたが癌は見つかりませんでした。
1ヵ月後、前立腺肥大の薬、アボルブを飲み始めました。
半年後にPSA値が14になったため、翌月再び生検を行いました。
14本中、7本から癌が見つかり、グリーンソンスコアは8でした。
骨シンチグラフィーで腰椎の5番に転移しているといわれ、CT検査で骨盤リンパ節の腫れが数箇所、膀胱への浸潤も疑われました。

半年前からリュープリンとカソデックスによるホルモン治療を受けています。
2ヶ月前のMRI検査ではリンパ節転移と膀胱浸潤は縮小していました。
1ヶ月前のPSA値が0.13になったため原発巣に放射線治療を行うことを勧められています。

回答 腰椎転移の場合とそうでない場合

わずか半年で急に進行したようですが、前立腺がんとしては珍しいケースです。
アボルブを飲むとPSA値は通常半分くらいに下がります。
半年後のPSA値14というのは実際もっと高かったわけです。

腰椎転移じゃないかも?

腰椎の5番については変形腰椎症の場合も多いので骨シンチグラフィーでの異常というだけでは確定診断になりません。
CTやMRIで転移といえる所見だったのでしょうか?
別の病院でセカンドオピニオンを受けてみてはいかがでしょう。
その結果、明らかな骨転移とはいえないということであれば、前立腺もしくは全骨盤への放射線治療を追加する価値はあると思います。

腰椎転移の場合

腰椎に転移しているのであればもう少しホルモン治療を進めて経過を見るのがいいのではないかと思います。

質問

放射線治療の副作用は?

回答

放射線性膀胱炎による頻尿、排尿困難、排尿痛や血尿、放射線性直腸炎による下痢や血便という副作用があります。

平成27年5月26日の産経新聞の生活欄、癌電話相談より。

関連記事

no image

転移の無いリンパ節転移にアイソトープ治療(放射性ヨード)をする必要ない

54才の女性です。 9年前甲状腺乳頭癌

記事を読む

no image

膀胱癌の温存療法は内視鏡手術で削り、抗がん剤治療と放射線治療を併用

68才の母ですが、筋層浸潤性膀胱癌と診断

記事を読む

no image

神経内分泌腫瘍NETとNECの違いは?G1~G2がNETでG3がNEC

57歳の男性です。 小腸の神経内分泌腫

記事を読む

no image

パーキンソン病、家族からの相談

患者を支える家族からの相談がよく寄せられ

記事を読む

no image

子宮卵巣で術後化学療法をする低分化型や漿液性腺癌 4センチ以上 リンパ管 毛細血管

61歳女性です。 子宮体がんを腹腔鏡で

記事を読む

no image

前立腺がん手術後PSA上昇 ホルモン治療継続 救済照射後治癒の確認

がん電話相談から前立腺がん手術後PSA上

記事を読む

no image

悪性でない子宮筋腫と卵巣腫瘍の手術しない治療法

増大する子宮筋腫と卵巣腫瘍の治療法。

記事を読む

no image

手術後に再発した場合救済放射線治療の可能性は?

51才の男性です。 PSA4.4、前立

記事を読む

no image

白血球が少ないならティーエスワン。ジェムザール・アブラキサンが効かない場合

1年3ヶ月前にすい臓癌と診断されました。

記事を読む

no image

全摘と温存の一番の違いは残っている乳腺の量

44歳女性です。 非浸潤乳がんと診断さ

記事を読む

no image
Fr+ レントゲン はどういう意味?

Fr+ レントゲン はどういう意味でしょうか? カルテにFr+ 

抗NMDA受容体脳炎 2007年に発見
若い女性が幻覚幻聴 アメリカの記者がこの病気になり広めた抗NMDA受容体脳炎

抗NMDA受容体脳炎 2007年に発見 膠原病 外敵から身を守る

no image
喀血と血痰と吐血の違いは量と色

血痰は2ml以下のものを言う 喀血とは気道または肺から血液が喀出

力を入れたときに症状=袋に髄液が多く入り、神経をより圧迫する
力を入れたときに足・手のしびれの頸椎の病気は硬膜内くも膜嚢腫

両足のしびれと歩き方が変。 足全体にしびれが広がる。 スムーズにあ

no image
初診のPPI製剤の病名に胃潰瘍とつけないで

初診のとき、 バファリン、バイアスピリンが投薬されず、 PPI製剤

→もっと見る

PAGE TOP ↑