乳がん乳房温存手術後の皮膚転移の治療法は?

公開日: : 最終更新日:2015/10/06 がん電話相談から 過去ログデータ

53歳の女性です。
12年前乳がんステージⅠで乳房温存手術と放射線治療を行いました。
がんの大きさは2センチ。ホルモン受容体は陰性で、HER2は3+のHER2陽性型でした。
6年後、肝臓と胸骨に転移が見つかりました。
タキソールとハーセプチンとゾメタの抗がん剤治療を5クール行った後のCTで転移は消えていました。

消失後もハーセプチンとゾメタによる治療は継続しました。
2年後、胸骨の転移が再び出現したため、放射線治療を追加し軽快しています。

その2年後、胸と胸の間の皮膚に転移が出現し、ドセタキセルを8クール行い、よくなりました。
継続中のハーセプチンとゾメタ(途中ランマークに変更)にパージェタを追加して治療しています。
最近、皮膚転移が再び大きくなってきたので切除手術をすることになっています。

これでいいのでしょうか、また次に使える薬はありますか?

乳がん乳房温存手術後の再発の治療法は?

基本的な対応の仕方として、皮膚の転移が単発で他の内臓の転移がはっきりしないのなら、手術で切除する方法もひとつの選択肢と思います。
転移のたびに薬を変えて治療すると、
内臓が悪くなったときに使うことができる薬が無くなってしまいます。

薬は無尽蔵にあるわけではないので手術や放射線、ホルモンなどを上手に使ってなるべく楽な治療で引き伸ばしていければいいと思います。

切除後にハーセプチンとパージェタだけで維持していくころができれば、比較的副作用がすくないので楽だと思います。
次に使える薬としてカドサイラという分子標的薬に抗がん剤を組み合わせた薬があります。

質問

経過観察はどのように?

回答

定期的にCTや骨シンチグラフィーで転移状況をチェックするのが必要です。

平成27年7月21日の産経新聞生活欄の癌電話相談より。

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