癌の手術が不安。持病で喘息 狭心症 心臓 ステント

74歳の女性です。
1年2ヶ月前、甲状線の腫れを指摘され、2ヶ月前に甲状腺の生検と超音波検査を受けて甲状腺乳頭癌と診断されました。
腫瘍の大きさは1.4センチで、主治医から「体力的には問題ありませんので、手術をしましょう」といわれました。
私は持病で喘息があり、狭心症で心臓にステントを入れているため手術を受ける自信がありません。
不安なのでできれば経過観察をしたいです。
高齢で喘息と狭心症を持っている状態で手術を受けても大丈夫でしょうか?

回答 手術をオススメする

基本的には1センチを超える甲状腺乳頭癌の治療は手術の適応です。
年齢や全身状態によって経過観察していく場合も有りますがかなり稀なケースです。
喘息や狭心症(ステント挿入)のことはよくご存知の上で「手術しましょう」という提案があったと思います。

喘息や心臓にステントを入れていることで極端に手術の合併症のリスクが高いことはないと思います。
また、74歳という年齢も現代の日本人女性の平均寿命から考えますと手術を受ける上でそんなに高齢とはいえないと思います。

年齢が高くなるほど手術のリスクも高くなりますので、比較的安全にできるときに手術をしておくということは間違った選択ではないと思います。

質問 手術しないで放置は?

手術をしないで放置した場合の経過は?

回答 やはり転移

甲状腺乳頭癌の多くは予後が良好ですが、経過観察を行い腫瘍が増大した場合、周辺臓器に浸潤をきたす可能性があります。
特に、気管や食道に浸潤した場合、血痰や嚥下困難の出現、また、反回神経(声帯を動かす神経)への浸潤により嗄声(きせい、声がかすれる)の症状が出現する可能性があります。
また、いったん合併症が出現してしまうと治療は困難なことが多く、生活の質を落とすことにもなりかねません。

平成27年7月28日火曜日産経新聞生活欄の癌電話相談より。

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