膵臓がん手術後肝臓に転移の治療法。抗がん剤が一般的

61才の男性です。
2年3か月前、すい臓がんで膵頭十二指腸切除手術を受けました。
術後の抗がん剤治療としてTS-1を半年間服用しましたが、服用終了の半年後に
切除部に接した部位に再発が見られ、放射線治療を30回受けました。
しかし、その三か月後に肝臓に転移が見つかり、以後抗がん剤のフォルフィリノックス療法を月2回続けています。

先日受けたPET検査で肝転移はほとんど見えなくなりました。
主治医からは原発の膵臓の再手術を勧められました。
どのようにすればよろしいでしょうか?

回答 膵臓がん術後肝転移の治療法

膵臓がんの手術後は、再発を予防するためにTS1を半年服用するのが標準治療です。
しかしながら完全に再発を予防することはできません。
再発がみられた時には、一般に抗がん剤が行われます。
今回は当初、再発が切除部に接した局所のみだったので、局所治療として放射線治療が選択されましたが、肝臓に転移が出現したため、全身化学療法が選択されました。

中でも膵臓がんに対して最も効力の大きいフォルフィリノックス療法が選択されたものと思われます。
一般に転移を有する膵臓がんに対しては手術を行う意義はありません。
これは画像検査でとらえられないような小さな転移がほかにも散在していることが一般的であり、見えるものだけを切除してもいみがない、という考え方に基づいています。
抗がん剤でがんが見えなくなった場合にも基本的な考え方は変わりません。

質問

このままフォルフィリノックス療法を継続すればいいのでしょうか?

回答

フォルフィリノックス療法については認可後の期間がまだ短く、症例が少ないです。
あくまでも先駆的な状況ですので、方針については主治医とよくご相談ください。

平成27年」8月18日の産経新聞のがん電話相談からより。
膵臓がんは判明してから余命が短い病気。
まれに若い人でも発症する。若い人は見つかった時には手術ができないケースが多い。

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