子宮体がんが肺に転移の治療法

65才の女性です。
13年前に子宮体がん1b期で子宮全摘と両側卵巣摘出術を受け、パクリタキセルとカルボプラチン(TC療法)の術後抗がん剤治療を6クール行いました。
4年前に子宮切除後の断端に再発したため、再度手術を受け、ドキソルビシンとシスプラチン(AP療法)を4クール行いました。
2年後リンパ節の2か所に転移し、TC療法を3クール行い効果がなかったため転移の一か所は切除手術を、もう一か所は重粒子線治療を行いました。
4か月後に右肺に8ミリの転移が見つかり胸腔鏡手術、左肺には5ミリの転移が見つかりAP療法を1クール行いました。
今後どのような状況になるのでしょうか?

再発を繰り返す子宮体がん

今回の子宮体がんは手術後9年たってから再発したこと、再発治療をはじめて4年間、開腹手術、重粒子線治療、胸腔鏡手術、化学療法などで治療をした結果、通常の生活を維持できていることはきわめて特別なことです。
たい癌はそのものの性格がこのうえなく穏やかであったと思います。

体がんの性格は、再発を繰り返すたびに悪いほうに変化し、増殖速度を速め、抗がん剤治療に対する抵抗性ができてくる可能性もあります。
子宮体がんが肺に転移すると、脳転移や骨転移など血流に生じる転移のリスクが高まります。
リンパの流れに乗って生じる転移はほとんど無症状であるのに比べ、血行性転移は不快な症状を伴いやすく、生活の質を悪くします。

今後の治療法は?

今行っているAP療法で新たな肺転移が生じなければ、再度の胸腔鏡手術を行うのがいいいでしょう。
今の抗がん剤が無効でがんの転移が増えるならば、抗がん剤に見切りをつけて慎重な経過観察を行い、脳転移、骨転移などの早期発見や治療に努めるのがいいと思います。

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