浸潤性乳管癌の硬癌と診断、温存手術後の化学療法

66歳の女性です。
3か月前に浸潤性乳管癌の硬癌と診断され、温存手術を受け、放射線治療を35回終了しました。
癌の大きさは1センチ。リンパ節転移なし、ホルモン感受性は陽性、HER2も陽性、増殖能を示すKi67は20%、グレード悪性度は2です。
主治医から術後化学療法を勧められています。
化学療法を受けなくてはいけないのdしょうか?

術後化学療法いわゆるケモを受けるか受けないかについて、以前はしこりの大きさやリンパ節転移が歩かないかという進行度によって決められていました。
例えばがんの大きさについては2センチを超えなければ抗がん剤治療はうけなくてもいいという判断でした。

HER2陽性乳がん大きさが1センチ、術後辛く療法を受けたほうがいい

今は進行度や悪性度、さらに増殖能を示すKi67が何パーセントか、HER2が陽性かどうかなどで決められます。
特にHER2陽性乳がんの場合は大きさが1センチあれば必ず化学療法を勧められます。
心臓に問題がなければ薬物治療を受けておいた方がいいのではないでしょうか?

再発の可能性はどれぐらいでしょう?

HER2陽性タイプの乳がんはほかのタイプの乳がんと比較して性質が悪く、再発リスクは高くなります。
今回はそれほど進行していませんので、HER2陽性タイプでなければ再発リスクは10%以下です。
HER2陽性だと20%程度だと思います。

化学療法を行えばHER2陽性乳がんは薬によく反応するため、再発リスクは半分以下になります。
術後化学療法はまず、エピルビシンとシンクロホスファミドを行い、次にドセタキセルとハーセプチンを併用します。
さらにその後、ハーセプチン単独て1年間治療します。
その後にアロマターゼ阻害薬によるホルモン治療を五年間行います。