乳癌浸潤5ミリ以下の4ミリは術後化学療法しなくていい

53才の女性です。
2か月半前に乳がんと診断されました。
非浸潤(乳管内にとどまっている)癌ですが、腫瘍の大きさが3センチちかくあるので全摘しましょうと言われ、1か月前に手術しました。
病理検査の結果、摘出した3センチのがんの端っこに4ミリの乳頭腺管癌(浸潤癌=乳管を破っている癌)がありました。ホルモン受容体陰性、HER2陽性、Ki67は30~40%でした。
主治医から、腫瘍が5ミリ以上でしたら抗がん剤治療を考えますが、4ミリでリンパ節転移もないので抗がん剤治療は不要ですといわれました。
1ミリの違いなのですが大丈夫でしょうか?

がんが見つかった大きさで治療法が決まる

3センチの非浸潤癌と4ミリの乳頭腺癌はつながっている同じがんで5ミリ以下のHER2陽性乳がんの周囲に広がっているステージ1の乳がんになります。

術後の治療法は、浸潤部分の大きさとがん細胞の性質で決めています。
浸潤が5ミリから1センチのHER2陽性乳がんでは化学療法を行うかどうかの意見がわかれています。
5ミリ以下では性質の悪いがんでもせっかく小さいうちに見つかったのだから化学療法はおこなわないというのが大多数の意見です。
しかし1センチ以上あった場合なお化学療法を行うということで意見は一致しています。

乳癌浸潤5ミリ以下の4ミリは術後化学療法しなくていい

病理検査の結果は断面だけで測定していますので本当は5ミリを超えている可能性もあります。
浸潤が5ミリを超えていたとしても化学療法を行うかどうかは議論が分かれていますし、5ミリ以下なら行わないことになってます。
今回は小さいうちに見つかっていますので90%以上再発はしません。
再発のリスクは10%以下という意味です。
今の状況ならこのまま何もせずに経過を見ていいのではないでしょうか。

平成28年3月29日の産経新聞生活ランのがん電話相談より。

関連記事

脳MRIは撮影の条件を変えることで分析ができる
脳MRIでD+Fでお願いしますとは?

脳MRIでD+Fでお願いしますというオーダーがありますが、D+Fとはデ

巨細胞性動脈炎の症状は顎がだるい、薬が効かない頭痛、発熱、右肩の痛み、物が二重
巨細胞性動脈炎の症状は顎がだるい、薬が効かない頭痛、発熱、右肩の痛み、物が二重

薬が効かないズキンズキンとする頭痛。 熱が二週間前から続いている

no image
アトピーの嫁が行く皮膚科の先生は寿司屋だ

嫁はアトピーなので塗り薬を毎日塗りまくる。 息子は肌が綺麗なのでアト

no image
Fr+ レントゲン はどういう意味?

Fr+ レントゲン はどういう意味でしょうか? カルテにFr+ 

抗NMDA受容体脳炎 2007年に発見
若い女性が幻覚幻聴 アメリカの記者がこの病気になり広めた抗NMDA受容体脳炎

抗NMDA受容体脳炎 2007年に発見 膠原病 外敵から身を守る

→もっと見る

PAGE TOP ↑