食道がんの再発の余命は1年程度。治療法は?

61才の男性です。
1年4か月前食道がんで開胸手術を受けました。
術後の検査でリンパ節転移が複数見つかったため、3か月後に再発予防のための抗がん剤治療、
フルオロウラシルとシスプラチンの併用療法を2クール行いました。
手術から1年後のCT検査で肩甲骨あたりから腹部まで14か所のリンパ節転移が見つかりました。
多発転移なので放射線治療は難しく、
同じ抗がん剤治療を2クール行い、リンパ節転移な全体に小さくなり効果はあったという評価でした。
現在5回目の同じ治療を受けています。
この治療法でいいのでしょうか?
治る可能性はありますか?
今後、痛みは出てくるでしょうか?

食道がん術後再発リンパ節転移の余命

基本的にはこれまでの治療経過も現在の治療も、食道がんに対する標準的な治療が行われています。
有明病院でも同じ治療方針になります。
食道がんの再発は一般的に予後不良であり、余命は再発後1年程度です。
リンパ節再発が1か所に限局している場合、手術や放射線治療で根治に至ることがありますが、
多発リンパ節転移では化学療法の根治は極めて稀です。

食道がん術後再発リンパ節転移の痛み

今後痛みが出るかどうかについては、がんの広がり方によります。
痛みが出る可能性としては、がんが神経に浸潤した場合、神経障害性の痛みが出ます。
骨転移が起こると骨の痛みが出ます。

緩和ケアは?

昔はがんに対する治療をまず行ってからがんの治療ができなくなったとき、緩和ケアに移行するという考え方でした。
最近ではがんと診断された時点からがんの治療と並行して緩和ケアを行うという考え方が一般的になっています。
予後症状などを含めて主治医の先生とよく相談してください。

平成28年4月19日の産経新聞生活欄、がん電話相談からより。

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