セカンドライン化学療法 子宮体癌術後の治療法

手ごわい子宮体癌術後の治療法は?

質問

64歳女性です。
10ヶ月前に子宮体癌で広汎性子宮全摘術を受けました。
ステージⅢb、膣壁に浸潤し、膀胱表面の腹膜に転移していました。
抗がん剤のタキソール+カルボプラチンを6クール行い、3ヶ月前に終了しました。
ところが、2ヵ月後の検査で膣に新たな癌が見つかりました。
主治医から「膀胱を覆う腹膜にも癌がでてくる可能性があるので放射線治療しましょう」といわれました。
放射線治療は効果があるのでしょうか?

回答

治療後、早期の再発であったこと、標準的手術と化学療法直後の再発であったことは大きな衝撃であり、
困惑されたことと思います。
担当医はこの体癌は病勢が相当強い癌で抗がん剤に反応しにくいと考えたはずです。
このような場合の治療は、第一は抗がん剤の全身療法に見切りをつけ、放射線治療に切り替えるという戦略があります。
膣腔内注射を行い、膀胱表面腹膜を照射範囲に含める全骨盤照射です。

質問

放射線以外の治療法はどうでしょう。

回答

第2の治療法は、タキソール+カルボプラチンとは異なるセカンドライン化学療法(アドリアマイシン+シスプラチンなど)を試すものです。
膣壁転移は婦人科診察で観察できますから、セカンドライン化学療法の効果はよくわかります。

セカンドライン化学療法とは

切除不能ガン、再発ガンに対する抗癌剤治療で行う初めの抗がん剤治療です。
抗癌剤が効かなくなったり初めから効果がない場合、副作用に耐えられない場合、抗がん剤を変更することです。

もし有効なら膣以外の部位にも有効で、この化学療法を5クール続けます。
逆にもし1,2クールの化学療法で膣壁病巣が悪化するようなら第1の放射線療法に切り替えます。
かなり手ごわい癌ですからとちらも妥当な治療方針と思いますが、第2の化学療法を先行させる治療を選ぶべきか否かは担当医の考えを確認したほうがいいと思います。
平成25年12月17日産経新聞生活欄より、がん電話相談からでした。
また新しいフレーズ、セカンドライン化学療法というのが出てきました。これは初回の次に変更した抗がん剤のことで、2回目に変更した3種目の抗がん剤はサードラインと呼ばれるみたいです。

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