子宮頸部腺がんは子宮頚管の奥に残っている可能性がある

公開日: : 最終更新日:2015/10/23 がん電話相談から 過去ログデータ

43歳の女性です。
26歳と30歳のときに卵巣嚢腫の切除手術を受け、38歳で子宮筋腫核出術と卵巣嚢腫切除手術を受けました。
3か月前、子宮頸部腺がん0期で、円錐切除術を受けました。
主治医から子宮全摘術を勧められています。
全摘したほうがいいのでしょうか?
(0期とは癌細胞が上皮内にとどまるもの。Ia期までが初期のがんとされている)

回答 子宮頸部腺がん0期円錐切除後の全摘は?

普通は腺がんでも0期ならば円錐切除をして病気がきれいに撮り切れていたら経過観察になります。
今回、主治医の先生はどのような理由で子宮を全摘したほうがいいといったのでしょうか?
もし、「病理標本を詳しくチェックしてみたら円錐切除をした断端近くにがんが認められ、残された子宮頸部にがんが残っている可能性が高いので、再発が起こることが強く懸念されるから」
ということであれば、全摘してもいいと思います。

この場合、実際に再発が強く疑われるまで、厳重な経過観察の元で手術を遅らせることは可能だと思います。

質問 腺がんは子宮頚管の奥に残っている可能性がある

先生から「一応きれいに取り切れましたが、腺がんなので子宮頚管の奥に残っている可能性がある」と言われました。

回答 全摘すれば再発の心配はなくなります

確かに腺がんでは切除断片5ミリ以内にがんがなかったとしても、子宮頚管の奥にがんが残存している可能性がありますので全摘すれば再発の心配はなくなります。
ただ、そういう状況でも子宮の全摘を安易に考えない方がいいと思います。

今回は0期の子宮頸部腺がんと診断されていますので、がんの再発が疑われる状態になってからの全摘でも今すぐに手術を行った場合に比べて、実害は少ないと思います。
2年前は2~3か月ごとの検診、以後3年間は4~6か月ごとの検診を続けてください。

平成27年10月6日火曜日のがん電話相談より。
癌研有明病院の婦人科、瀧川先生があたりました。

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