子宮体がんⅠa期 術後の補助化学療法 TC療法をおすすめ

質問

52歳女性です。1ヶ月前、子宮体がんで手術を受けました。
手術後の病理検査の結果ステージⅠa期、リンパ節への転移はありませんでした。
体がんの顔つきも悪くないそうです。
主治医から、「がんの大きさが5センチと大きく、リンパ管浸襲が3+だったので、抗がん剤治療を行うこともあります。
治療をするかしないかは自分で決めてください」と言われました。

回答

子宮体がんの強い再発リスク因子は、リンパ節転移とがんの子宮外進展(卵巣転移、腹膜藩種、膣壁転移など)です。
手術前に子宮体部に限局するⅠ期と思われていても、これらのリスク因子が陽性であればⅢ期になり、術後化学療法が必須です。
場合によっては膣腔内照射などの放射線治療も必要。

今回の場合、これらの強いリスクがないⅠa期であるため、術後治療をしなくても90%前後の治癒率が期待できます。
しかし、担当医は、がんの大きさが5センチと大きく、リンパ管浸襲が3+だったので不安を感じているのです。
担当医が真に安心と思う場合には化学療法の必要性についての話はまず、しないと思います。
再発の不安が多少ともある場合、患者さんの自由意志による選択を求めることが多いです。

質問

抗がん剤治療を受けた方が良いのでしょうか?

回答

Ia期で顔つきも悪くないということで、再発リスクは低いと思われます。
補助療法なしでも85~90%は大丈夫と思いますが、補助化学療法をすることで、安全性の確立は10%近く改善すると思います。
今回のがんの顔つきが悪くないと言うことから、抗がん剤に対する感受性も期待できると思いますので、私としては補助化学療法(TC療法)を受けることをおすすめしたいと思います。
がん電話相談 平成26年1月21日、産経新聞。

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