大動脈周囲のリンパ節まで進行した胃がんの治療法

公開日: : 最終更新日:2014/10/03 がん電話相談から 過去ログデータ

質問 この治療法でいいのでしょうか?

57歳の男性です。
人間ドッグで胃の要検査となり、胃カメラGIFとCTで胃がんと診断されました。
腫瘍は胃の下の方の出口に近い部分にあり、大動脈の周囲のリンパ節に3~4個転移しています。転移は大きいもので1.5センチです。
大腸内視鏡検査CFも行いましたが、問題はありませんでした。

主治医からは「まず、抗がん剤治療を行い、転移部位が小さくなったら胃の切除手術をしましょう」と言われました。
この治療法でいいのでしょうか?

回答 進行した胃がんの治療法

胃がんはかなり進行した状況です。
がん研有明病院でも、主治医の先生と同じような治療方針になると思います。
大動脈周囲に転移があるということですが、最大で1.5センチのものが3~4個というのは、手術で大動脈周囲のリンパ節を含めてきれいに取ることができると思います。
しかし、がんが大動脈周囲のリンパ節まで広がってしまっている今の状態では切除しても完治しないことが多いのです。

一般的には抗がん剤治療を2~3コース行って、効果が出ているのであれば、転移の部位を含めて切除するというのが治る確率が高い治療と考えられています。
ただし、このような治療は、標準的治療ではありません。
その治療効果が、完全に証明されているわけではないことを理解しておくべきです。

質問 手術は有明病院は可能?

抗がん剤の治療だけを現在の病院で行って、手術は有明病院にお願いすることはできるのでしょうか?

回答 紹介状で可能

大動脈周囲のリンパ節までとる手術は大きな手術になりますので、ある程度大きな病院、経験を積んだ医師のいる施設、がんの専門病院などでないと行っていない手術です。
主治医の先生と相談して、紹介状を書いていただき、手術は当院で受けていただくということも可能です。

平成26年9月30日の産経新聞がん電話相談より。

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