すい臓がん再発、転移の診断法について教えてください

65才の男性です。
9ヶ月前すい臓がんで膵頭十二指腸切除術を受けました。
手術後TS-1による補助化学療法を行っていましたが、4ヶ月前にCTで腸間膜周囲に再発が疑われ、2ヶ月前のPET検査で腹膜播種と診断されました。
腫瘍マーカーのCA-19-9も最近、87まで上がってきています。
再発、転移の診断法について教えてください。

回答

肝転移や肺転移などの「かたまり」としておおきくなる転移と異なり、腹膜播種はがん結節が小さいまま数だけ無数に増えていくことが多く、早期の再発診断は困難です。
腹水がたまっておなかが張る症状を契機に診断されることが多く見られます。

再発の診断は、腫瘍マーカーとCTの組み合わせによって行われ、腫瘍マーカーが数倍に上昇したにも関わらずCTで再発が指摘できない場合に、PET検査を組み合わせることがありますが、それ以外に早期に診断できる方法は今のところありません。

質問

再発に対してジェムザールとアプラキサンの併用療法を薦められました。
すい臓がんの化学療法について教えてください。
抗がん剤を変えるタイミングはどうしたらいいのでしょうか?

回答

現在、すい臓がんに対して保険適用となっている薬剤の使い方は5~6種類あります。
ジェムザールとアプラキサンの併用療養は新しい治療法で、まだ国内での位置づけは定まっていませんが、標準治療になりえるものです。
ただし、治療法を決める際は、薬の効果よりも患者さんの全身状態が優先されますので、主治医とよく相談してください。
一度使い始めた抗がん剤は有効な間は使い続けます。
CTや腫瘍マーカーの変化を総合的に見て無効と判断されたら体力に応じて次の治療法について主治医と相談してください。