子宮頸がん検診結果の読み方

公開日: : 女性の癌・乳癌・子宮癌など

子宮頸がんは子宮の入り口である子宮頸部から発生する癌で、原因は多くの場合性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因。
毎年約1万人が罹患し、2015年は約2700人が死亡した。
20歳以上の女性は2年に1回細胞診による検診を受けることが推奨されている。
以下の表を作成したのは、大阪市平野区にある植田産婦人科の植田勝間先生。
子宮頸がん検診結果の読み方

細胞診結果の読み方(粘膜・液体)

NILM(陰性) 異常なし
ASC-US(意義不明な異形扁平上皮細胞) 軽度病変疑い
LISIL(軽度扁平上皮病変) 軽度病変 精密検査が必要
ASC-H(HSILを除外できない異形扁平上皮細胞) 高度病変疑い 精密検査が必要
HSIL(高度扁平上皮病変) 高度病変 精密検査が必要
SCC(扁平上皮癌) 癌 精密検査が必要

(ベセスダシステムの検診結果)
子宮がんのベセスダシステムの検診結果

組織診結果の読み方(物)

正常
CIN1 軽度異形成
CIN2 中程度異形成 経過観察、円錐切除など
CIN3 高度異形成 円錐切除など
CIN3 上皮内癌 円錐切除など
Ia以上 微小浸潤がん 子宮摘出など

細胞診で軽度病変の場合

細胞診で軽度病変LSILだった場合の多くは、
組織芯では軽度異形成CIN1となる。
この場合は前がん状態である「異形成」の範囲が少ない。
このため、HPV検査で感染の有無や感染したHPVの型を調べ、がん化のリスクが高い型ならば
4~6か月ごとの細胞診、リスクが低い型や感染していなければ
1年ごとの細胞診で経過を観察する。
中程度異形成CIN2までであれば自然に治癒することもある。

細胞診で高度病変の場合

細胞診で高度病変HSILだった場合の多くは組織診でがん細胞が上皮に充満したCIN3と判定される。
その手前の高度異形成を含めてCIN3では子宮頸部のみを切除する円錐切除などが必要となる。
早期に発見して適切な処置ができれば子宮を摘出せずに済む場合が多い。

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