閉経に伴うホルモン低下の異型狭心症の症状

公開日: : 最終更新日:2015/01/20 循環器内科

22年間原因不明の顔のほてり、
更年期と診断されたが症状が改善せず辛い毎日。
女性特有の不定愁訴。
調子が悪いのは年のせい?
その影に重大な病が隠れている場合もある。
静風荘病院 女性外来 天野先生

症状

明け方に起こる胸の圧迫感。
朝食の時、箸を握ろうとしたらうまく掴めずに落とした手のこわばり。
胸を圧迫されるような痛み。
心臓がドキドキ激しくなり始めた。
キュッとしたりドキドキしたり。

娘に更年期障害と指摘され、婦人科を受診。
慢性的な疲れ、動悸、いきぎれ、手のこわばり、胸の圧迫感、頭の重さ。
血液検査で女性ホルモンの値を測定したら低くなっていた。

ファーストオピニオン更年期障害

閉経を迎える前後に発生する女性の病気。
女性ホルモンは45~55歳から分泌されなくなる
体全体のホルモンバランスが崩れ、脳の視床下部ではバランスを戻そうと
自律神経を刺激、必要以上に神経が高ぶり、
動悸、息切れ、疲労感が起こる。

更年期を和らげる漢方薬が処方された。
しばらくは薬で様子を見ると、疲労感と息切れは少し改善されたが本調子ではない。
午前4時、突然息苦しさが襲ってきた。
ドクンドクンと全身に脈打つ動悸。
1時間近くも続いた。
総合病院の循環器を受診。
一泊入院で検査。レントゲン、血液検査、エコー、24時間ホルター心電図。
だが心臓に異常がなかった。
しかし、その夜、am4時に激しい動悸と圧迫感が再び襲った。
以来、週に1~2回、明け方の原因不明の胸の圧迫感。

静風荘病院の女性外来を受診

患者の言葉をさえぎらず根気よく聞く。
疲労感、息切れ、手のこわばり、動悸、胸の圧迫感、頭の重さ

疲労感と息切れは更年期

疲労感と息切れは更年期のよるもの。

手のこわばりと頭の重さは冷え性

手のこわばりと頭の重さが気になる。
基本的な体温を測ると、平熱が34.7度だった。
低温サウナと言われる治療器。
60度でじんわり体を温めることで冷え性を改善させる。
手のこわばりと頭の重さは冷え性が原因と診断した。
頭の重さと手のこわばりは消えた。
閉経に伴う代謝低下による冷え性だと判明。

残された動悸と胸の圧迫感。
週に1~2回と言いましたけどいつごろ?
寝ているときに多い。しいて言えば夜明け前。朝の4時、5時ぐらい。
先生に言われ、1ヶ月の間、あることを実行。

セカンドオピニオン 異型狭心症

心臓の冠動脈が突然収縮し、血流が滞り激しい胸痛が起こる。
原因は動脈硬化、強いストレス、女性ホルモンの低下が引き金になっているといわれる。
心臓の病気だった。

どこが更年期障害と違うのか?

発作の起きるタイミング。
朝の4時5時が異型狭心症の最大の特徴。
朝4時5時に発作が起きる症例が多い。
なぜ心臓を検査しても見過ごされたのか?

異型狭心症の厄介な特徴

症状が起きた時しか心電図に異常が現れない。
病院で24時間心電図をとっても気づかなかった。
天野先生は自動携帯心電計を渡した。
必ず、症状の出る瞬間に計測させた。
ついに異変を捕らえることができた。

閉経に伴うホルモン低下。
更年期障害、冷え症、異型狭心症
という3つの病気が原因だった。

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