不整脈、アブレーション手術の大阪市立総合医療センター

公開日: : 最終更新日:2018/03/13 循環器内科

不整脈、アブレーション手術の大阪市立総合医療センター
大阪市立総合医療センターには全国で唯一の小児不整脈科がある。
生まれつきの重い不整脈に薬が効かなくなった子供達、学校の健診で不整脈が見つかり激しい運動を制限されていた生徒らが、「カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)」と呼ばれる手術で完治している。

心筋焼灼術の対象は頻脈

心筋焼灼術の対象は、心臓の拍動(心拍)が1分間に150~200回に達する「頻脈」と呼ばれるタイプの不整脈だ。
胎児が育つ過程で異常な組織が心臓の筋肉(心筋)の中にできるのが原因。
赤ちゃんのときに診断されることもあるが、小学校、中学校の健診で見つかり、運動を制限されることもある。

薬で抑えることもできるが、完治はしない。
アブレーション手術では異常な組織を焼き、原因を根本から断ってしまう。
9割の確率で不整脈が消え、手術直後に普通に運動できるようにもなる。
子供たちの成長に果たす割合は大きい。

アブレーション手術の内容

手術は全身麻酔で行い、3~4時間で済むが、6日間の入院が必要だ。
体重15キロ以上、4歳以上なら合併症を起こすことはほとんどない。
脚の付け根の血管から、センサーがついたカテーテルを心臓まで進め、異常な電気信号を発する組織を捜す。
見つかれば、同じ血管から先端に電極がついた別のカテーテルをいれ、高周波電流で50度前後の熱で焼く。
電極が組織の真上に接して直径5ミリ、深さ3ミリの範囲が焼ければ成功。
ただ、少しでもずれると組織が元に戻ってしまい、不整脈が再発する。

電極の先を体外から時期で探し、ミリ単位で市を特定する装置が開発された。
CTのデータから立体画像化された心臓の中を電極が進む様子が手に取るようにわかり、成功率は飛躍的に上がった。

大人になって不整脈を発症する確率が高まる傾向

外科手術の進歩で重い心臓病を持って生まれる赤ちゃんの救命率が上がったが、20~30歳で不整脈を発症する確立が高まる傾向があるという。
この場合にもアブレーション手術は有効だ。
先天的な心臓病に詳しいドクターが治療を担当するが、幼少時の手術で心臓内部の形が複雑になっており正確に組織を探るのが難しい。
そこでも磁気探知装置が威力を発揮する。
乳幼児の心臓外科手術が本格的に始まって30年余り。

不整脈は最近の若者の突然死の原因にひとつですから重要。
不整脈は手術が可能というのは、覚えておきたいですね。

平成26年4月20日の読売新聞の医療欄より。
今では家の近くでは石切生喜病院でもやってる。どこでもやってるんですね。

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