心房細動抗凝固薬の新薬は食事制限はなしで血液検査もたまにでいい

公開日: : 循環器内科

心房細動を見つけるためには

1,定期的に検診を受け心電図を取る
2.動機、胸痛、胸の不快感があったら放置せずに病院へ行く
3.日頃から脈を取る習慣をつけ非規則ならば医師に相談する

心房細動がある場合

1,高血圧、高脂血症、糖尿病、心不全の治療や禁煙などの生活習慣の改善を行う
2,高不整脈薬の服用、カテーテル治療を行う
3.ここに合わせた経口抗凝固薬を服用する

抗凝固薬に使用される薬

ワルファリン、1日1回、1回あたり数錠 ビタミンKを多く含む食品をさける。納豆や緑黄色野菜など、血液検査は毎回必要。
ダビガトラン、1日2回、1回あたり2カプセル、食事制限はなしで血液検査は適宜。
リバーロキサバン、1日1回、1回あたり1錠、食事制限はなしで血液検査は適宜。
アピキサバン、1日2回、1回あたり1錠、食事制限はなしで血液検査は適宜。

不整脈の臨床研究で知られる国立循環器センター心臓血管内科の草の研吾部長。

リスクになるCHF心不全HT高血圧AGE年齢DM糖尿病

心房細動による脳梗塞の発症リスクを評価するものとしてCHADS2スコア(チャズツースコア)というものがあります。
リスクとなる症状の頭文字を取った名前で、
CHF心不全
HT高血圧
AGE年齢
DM糖尿病
をそれぞれ1点、脳卒中(STROKE)の既往歴があるかどうかを2点として加算し、点数が多いほど発症のリスクが高いとされる。
年齢については欧米で75歳以上から65歳以上に引き下げる動きがあり、多くの高齢者にも適応できる可能性があるという。

このスコアの因子が1つ以上あれば脳梗塞の発症率は年間約3%とされています。
リスクの程度が数値で示されることになり、リスクがあると判明したらまず抗凝固薬を念頭におくことが大切ですと草野部長は話す。
なお、心房歳動そのものに対する治療として抗不整脈薬の投与や心房内に細い管を浸入して加熱により
細動を引き起こす経路を遮断する、カテーテルアブレーションという治療もあるが全ての患者に適しているわけではない。

選択肢を広げる新薬は出血のリスクとのみ合わせ障害がない

抗凝固療法は、血を固まらせる凝固因子を作れなくするする薬剤を投与するもの。
これまでワルファリンという薬が使われ効果を上げているが課題もあった。
凝固因子には複数の種類があり、連鎖反応で順番に作用している。
ワルファリンはそれらの凝固因子のうちビタミンKを介して生成される4種の凝固因子をまとめて押さえ込むという間接的な作用で幅広い効果が得られる。
そのため、定期的に採決して投薬量を調節したり、ビタミンKを含む食品をさけたりする必要があった。
効き目には個人差があり、作用が2~3日持続するので出血を伴う疾患のある人には出血の副作用を伴うこともあった。

こうした課題を克服する新薬が相次いで登場している

国内で使える、ダヒガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンの三種類。

脳梗塞の治療研究で知られる同センターの脳神経内科の山上医長は、新薬は特定の凝固因子をピンポイントで抑え、
12時間という短時間で効果が消えるので出血のリスクや薬ののみあわせの心配が少ない。
量を調節しやすいから採血で頻繁にチェックすることもなく、納豆や緑黄色野菜などのビタミンKを含む食品との食べ合わせを考えずにすみ使いやすい薬ですと話す。

ダビガトランとピキサバンは1日2回、リバーロキサバンは1日1回に設定されており、
腎臓病を持つ人や高齢者など出血のリスクがある人には低容量の薬を投与する。
ただ、効き目が短時間なので飲み忘れると効果がなくなる可能性があり、認知症の患者にはワルファリンの投与を続ける場合がある。

症状を事前によく知り、兆候に気づいたら病院に行く。
早ければ早いほど予防や治療の効果は高まります。
心房細動による脳梗塞については新しい薬の登場でそれぞれの体の状態やライフスタイルに合わせた知慮の選択肢が広がった。
ただ、新薬を飲み始めたら自己判断して中断することは絶対にせず、医師に相談して欲しい。

また、高血圧などの脳出血のリスクを減らす生活習慣を心がけてください。
禁煙あ角の飲酒をさけ、脱水症状に気をつけるなどの生活習慣の日頃の時管理でもかなり発症を防げます。

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