C型肝炎の治療内容、副作用の確認で10日入院

背中に痛みを感じた。内臓の病気を疑い、念のため血液検査をしたらC型肝炎ウイルスに感染していた。
このウイルスは血液を介して感染し、肝臓の細胞に炎症を起こす。
昔の輸血や手術などで感染し、母子感染や性感染は少ない。
肝炎の治療をしなくても約3割が治るが、残りは慢性肝炎になり、長い時間をかけて肝硬変、さらには肝癌になるおそれがある。
こちらのC型肝炎の治療期間、3薬併用の特徴を参考。

問題は感染しても自覚症状がほとんどないこと。
症状が現われた時には進行していることが多い。

C型肝炎の治療内容、副作用の確認で10日入院

男性はウイルスの増殖を抑える薬「ペグインターフェロン」、抗ウイルス薬「リバビリン」で治療を始めた。
一般的な肝炎治療だ。
副作用の程度は人によって異なる為、病院に約10日間入院して様子を見たが、体のだるさが少し出る程度だった。

治療を始めてすぐにウイルスが検出されなくなり、2ヵ月後からはつき4回の通院のうち、3回を知覚の診療所でできるようにした。
会社の帰りに治療でき、会社を休む必要はない。
治療は約5ヶ月で終わった。

C型肝炎の治療は9割が治る

C型肝炎の感染者は約130万人と推定される。
肝炎から肝硬変、肝癌に進行する期間は人によって異なる。
参考:肝炎(炎症)25年→肝硬変(固まる)10年→肝臓癌(発ガン) 

高齢になるほど進行しやすく、65歳以上では進行していなくても肝癌を合併することが多い。
肝癌の7割はC型肝炎が原因とされる。
治療の効果は若いほど高くなる。

自覚症状がないため、検査を受けていない人が多く、約30万人が感染に気付いていないと推定される。
さらに感染がわかっても専門医を受診していない人も少なくない。
C型肝炎の治療は大きく変化し、9割が治るようになりました。