では摂食障害なのか?
親から食べ物を送られていてそれを食べている。摂食障害ではない。
つるのは筋肉がけいれんする。なぜ足はつるの?はこちらで解説しています。
収縮したままゆるまないこと。
筋肉、神経に問題があるかもしれない。
多発性硬化症
脳や脊髄の中枢神経に病気。手足にしびれ。
手足の神経の障害で足がつることも。
月経がないことや唾液腺の腫脹を説明できない。
ギランバレー症候群
手足の筋肉を動かす末梢神経に障害。手足がつることも。
月経がないことや唾液腺の腫脹を説明できない。
他にも、血管炎、ビタミン不足(脚気)、アミノ酸不足、脱水、甲状腺、下垂体、尿毒症、肝不全など。
食べたり吐いたりしているのは直接的にはわからない。
唾液腺の腫れ、月経がない、無月経、虫歯治療、味覚障害
胃酸によって歯が溶ける(頻繁に吐いていれば)
亜鉛欠乏で味覚障害
栄養が取れなくなるとすぐに命に関わらない機能が止まる
何度も吐くと胃酸で歯が解けて虫歯になる
摂食障害では胃酸がのどや口に上がってくると、胃酸が上がるたびにつばが出る。
どんどん唾液腺が大きくなるという節がある。
摂食障害なら全ての症状が説明できる。
ほっとくと、体重が減っていって、飢え死に。
統計によって差はあるが、5~20%の死亡率があるといわれている重大な病気。
自分が吐いたりしていることを誰にも言わない。
医師にも彼氏にも家族にも言わない。
どうやって確かめるのか?
病名は摂食障害。治療方法は?
患者は頑なに自分が摂食障害だと認めない。
治療は心療内科に紹介するという手も。
専門だがどう思うか?
すぐ心療内科を言うと不信感を伴い患者が行かない。
食事を取らないでいると命に関わります。
以前、同じような症状の摂食障害の患者がいて、心療内科に紹介したらよくなったんですが。
「私はそれとは違います」と断言。
頑なに認めないのが、摂食障害を疑わせる。
摂食障害を受け入れられない。
自分で診る事のリスク。
自分の専門ではないことは自分が知らないことに気づかなくて悪くなる。
究極には亡くなってしまう。
摂食障害の病気が進行し、栄養が足りなくなると
貧血を起こし倒れることがあります。
さらにカルシウムが不足し、骨がもろくなり軽い衝撃で骨折することがあります。
意識障害や心臓の機能の低下が起こり、最悪には死に至ります。
患者を失ってしまうかもしれない。
できれば専門家に見てもらいたい。ひとつのゴールかもしれない。
患者と医者の関係をしっかり築きたい。
共感の態度が大事、家族の人と受診も重要。
心療内科に通ってもらうにはどうすればいいのか?
いい漢方薬を出しますね。
一ヶ月たって薬がなくなったら必ず来てくださいね。
一ヵ月後来院
ましになった、先週突然目の前が真っ暗になって倒れた。
友達と食事に行ったとき、食べ物をいっぱい食べた。
食べても太らないのは昔からですか?
はい。
魚も食べるし、何を食べても太らないからみんなうらやましがる。
倒れたのはトイレから出たすぐ後です。
睡眠不足や空腹の時、突然立ち上がると血圧が下がって倒れることがあるのですが。
2ヵ月後来院
まだカリウムが下がったまま。
4ヵ月後
腕を骨折して来院した。
先週、就職活動の調べもの大学の図書館で転んで手をついただけで骨折。
心配ですね、骨がもろくなっているのかもしれません。
栄養は取れてますか?大丈夫ですと。
信頼をつないで毎月来てもらう。
いいことがないと着てくれない。
四物湯という漢方薬を処方していた。
血液循環をよくする漢方薬。冷え性、月経不順、貧血に効く。
手で脈を毎回チェックするのは、不整脈をチェックしていた。
直接触れることによる安心感を与える。
触れるというのもコミュニケーションの手段。
時間を見方につけることも大事。
患者との信頼関係も繋げる。
このケースでは6ヶ月かかった。
6ヵ月後
体は疲れているのに眠れない。
時計の音や車の音、風の音が気になって。
睡眠時間はほとんど寝ていない。
これ以上就職活動を続けていく自信はありません。
体力が失われると眠ることができなくなる。
ここまでよく頑張りましたね、食事をうまくとれないあなたの病気を一緒に治しましょう
私が信頼している心療内科の先生
よく眠れる薬を出してもらって、病院で眠りましょう。
その先生に相談してみましょう。きっとよくなると思いますよ。
自分の中で限界が来たから認められた。
自分の限界が来た時にしっかり向き合える医師がいたことで、向き合えた。
患者に挨拶をする声をかえる労わる、ささいなことが積み重なって、あるとき偶然が見方をすることもある。
方法だけではなく、姿勢も物を言う場合もあるというケースだった。