室内の大人でも1日1.2リットル必要です。
連日の猛暑で熱中症になる人が急増している。
重症化すると命に関わる危険があり、暑さや渇きを感じにくい高齢者や体温調節機能が未発達な乳幼児は特に注意が必要だ。
予防法を再確認しておこう。
対策方法の中でも重要なのが水分補給。
熱中症に詳しい兵庫医科大学服部先生(小児科学)は、気温や湿度が高いと体温の上昇を抑えるために汗が出る。
出した分だけ水分を摂取してと話す。
室内の大人でも1日1.2リットル必要
平均的な体格の大人が室内で静かに過ごす場合、料理や食べ物に含まれる水分とは別に飲み物として必要な1日の水分は1.2リットル。
屋外で運動や作業をするならもっと飲む必要がある。
注意したい熱中症
朝晩の食事の時と、間2時間ごとに100~200ミリリットルずつ、コップ一杯ぐらい取るのが目安。一度に大量に補うと胃液が薄まり、消化が阻害される。
ただし、コーヒーや緑茶などカフェインが含まれる飲料や、
ビールなどのアルコール類は利尿作用があり、十分な補給にならない場合がある。
糖分の多い清涼飲料水ものどの渇きを招くので避けよう。
お勧めは麦茶と梅干
カフェインを含まない麦茶を勧める。
汗で塩分も出てしまうため水分と一緒に梅干や漬物、塩を振ったスイカなどを食べると良い。特に梅干はミネラル豊富なのでお勧め。
お年よりはトイレが近くなるのを嫌がって水分を控える人が多く、非常に危険。
高齢になると体内の水分量が減り、暑さも感じにくくなっている。
汗は目に見えるほど流れていなくても体から蒸発しているため、気付かないうちに脱水状態に陥るからだ。
高齢者は隠れ脱水にも注意して!!
熱中症になると元に戻るのに2週間ぐらいかかることもある。
のどの渇きを覚えなくてもこまめに水分補給する習慣を。