川崎病でBCG注射を打った後が赤く腫れてかさぶた

公開日: : 小児科、育児内科

これって川崎病?
0~4歳のお子さんに多い。

川崎病の特徴

川崎病の特徴

  • 高熱が続く、38度の高熱が5日以上続くと注意が必要
  • 目の充血、目の白目の部分が充血。目やにはでない。
  • いちごのように下がぶつぶつと赤くなる。唇や喉が赤くなり、酷くなると唇が割れて出血。
  • 全身に赤い発疹。
  • 手足がしもやけのように赤く腫れる。熱が下がりしばらくたつと皮がむける。
  • 首のリンパ節が腫れる。
  • ※BCG注射を打った後が赤く腫れてかさぶたができる。

>※BCG注射を打った後が赤く腫れてかさぶたができる。
6つの症状のうち5つ以上が出ると診断が確定する。
ただ5つ以上の症状が出るのは3~4日かかるので1回の診断では確定しない。
だから複数回の診察が必要。
症状が4つ以下でも疑いが強い場合は検査をする。

心臓の合併症や後遺症に注意

日本赤十字 小児科部長 土屋先生
何が原因?全身の血管の炎症を起こすと分かっているが原因不明。
日本人に多く、秋になく、夏と冬に発生する。
川崎病は感染症的な要因と日本人という遺伝子的な要因が重なっていると考えられている。

9割は適切な治療で数日内に治る。
全身の血管の炎症、いろんな臓器に合併症。
一番注意したいのが冠動脈りゅ。
川崎病になると冠動脈の壁が炎症で弱くなり、ふくらんでこぶになる。
これが冠動脈りゅです。

膨らんだ中に血栓ができやすい。
無症状だが、血栓ができて壊死を起こし心筋梗塞になる。

発症から2~3ヶ月しても冠動脈の直径が4~6ミリ、コブのように拡張が残る場合、カテーテ

ル検査をする。
治療を行う場合、必要不可欠な検査。

川崎病の問診と診断と治療法

  • 問診と診断
  • 血液検査で炎症の程度合併症を調べる
  • 超音波心エコーで冠動脈の状態確認
  • 心電図で心臓の筋肉の障害の有無を調べる

血管の炎症が強く長く続くと冠動脈りゅができるので、
発病から9日の間に血管の炎症を抑えて冠動脈りゅができないようにする。
熱があるなら、免疫グロブリン(健康な人の血漿から使った血液製剤)とアスピリンの治療。
重症の場合はステロイドを追加する。

他にも川崎病の10%で腹痛、胆嚢水腫が起こる。

川崎病が治らない場合は?

免疫グロブリンは点滴中にアレルギー反応発疹血液が一時的にさがり具合が悪くなることも
アスピリンは血管の炎症を抑えて熱を下げる、少量で血小板の機能を抑える力がある。傷などを

負うと血が止まるまで時間がかかる。
ステロイドは炎症を強く抑える、短期間と長期間の治療がある。ウイルス感染や細菌感染弱くな

る。
こうした治療で改善しない場合は、
免疫グロブリンの追加治療
免疫抑制薬
インフリキシマブ
血漿交換

冠動脈が出来てしまった場合

  • アスピリンや抗血小板薬
  • コブが6ミリを越えると抗凝固薬
  • 治療は、冠動脈の拡張が一時的なら2~3ヶ月で中止
  • 2%はコブが後遺症として残る
  • その場合は冠動脈りゅが内径が正常化するまで治療を続けたほうがいい
  • 狭窄があると心臓のカテーテル、バイパス治療が必要となる

冠動脈りゅができず合併症なく退院したら、
2~3ヶ月はアスピリンを少量服用
小学校入学までは定期検査
日常生活や学校生活は普段通り
再発に注意
一度川崎病になると、コブが出来なかった人も心臓の血管機能が少し低下している可能性があり

、血管をいためない生活を。(将来の動脈硬化の心配)
子供の頃に川崎病になったんだということを大人になっても忘れないように。

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