熱性けいれんで1回だけ救急車?チェックで重症を除外

公開日: : 最終更新日:2015/12/21 小児科、育児内科

子供の頃よく病院の時間外や深夜に熱を出してひきつけ、けいれんを起こして救急車で運ばれたそうです。
白目をむいて泡を吹くそうですね。
子供が白目をむいて泡をふき、全身をがくがくさせている様子をみた親が、
脳に後遺症が残るのではないか、呼吸が止まって死ぬのではないかと考えパニックになるのももっともです。

実際に痙攣は、脳炎や髄膜炎など後遺症を残すような重症の病気の表れのこともあります。
ただ、大部分は熱性痙攣という良性のもので心配ありません。
多くは様子をみていると数分で治まるのでいくつかの項目をチェックして問題なければ、
普通の風邪と同じでそのまま家に帰ってもらいます。

チェックは脳炎や髄膜炎、てんかんなどを除外することが目的

  • 年齢が6ヶ月~6歳
  • 38度以上の発熱
  • 発熱から1日以内
  • けいれんは15分以内
  • 1度の発熱で1回のけいれん

などの項目を見ます。
これらが全て当てはまれば単純性の熱性けいれんと考え、まずは様子を見ましょうとなります。

1項目でも当てはまらないものがあれば、複雑性の熱性けいれんと考え、専門医療機関に紹介します。
ただ複雑性だからといって何か重症な病気があるとは限りません。

熱性けいれんの50%は1回だけ

2回目を起こすことはほとんどない。
そのため1回目の単純性熱性けいれんの場合には、
次に熱が出たときにけいれん予防の治療をしないのが一般で気です。
2回目を起こしたら次に発熱をしたときに予防のけいれん止めを使うことが多いと思います。

熱性けいれんは予防しないと繰り返しやすくなるということはありません。
3回目は起こさない可能性があり、予防しないというのも一つの選択肢です。

熱性けいれんは全子供の数パーセントが経験するありふれた病気で、その大部分は良性のものです。
そのうち起こさなくなるので安心して欲しいと思います。

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