おたふくかぜが中学生の妹から移った

公開日: : 小児科、育児内科

おたふくかぜの症状の例

16歳男子、下半身が握りつぶされるような痛み。
39度を超える熱やのどの痛みと頭痛。
中学生の妹から移った。
精巣炎も併発し、左側の精巣が小さくなり精子を作る機能が低下した。

おたふくかぜの怖い合併症

無菌性髄膜炎1~10%
難聴0.01~0.5%
耳の下の腫れ60~70%
精巣炎、卵巣炎(思春期以降)5~40%

通常は無治療で1週間で治る

おたふくかぜはムンプスウイルスの感染で、熱が出たりほほや耳の下の腫れが出る病気。
治療法はないが、通常は1週間程度で治り、一度かかると再感染しない。

おたふくかぜは思春期以降にかかると重い合併症をおこしやすい病気。
精巣炎や卵巣炎などを発症して男女ともに不妊につながる恐れがある。

おたふくかぜには治療薬がないがワクチンで防ぐことができる。
今は任意接種となる。
ワクチンは改良され副作用が少ないが、それでも無菌性髄膜炎は1000人から1万人に1人の割合で起こるとされる。
ワクチンの副作用の懸念は強いが、
おたふく風邪を予防して重い後遺症につながる合併症の危険性を減らすメリットは大きい。
ワクチンで防げる病気をVPDといいます。

4割近くの学生は抗体を持っていない。
特に思春期以降の発病の危険性を考えると、免疫のない人へのワクチン接種は必要だ。

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