大人の肥満デブは赤ちゃん小学校高学年の頃からBMIが高い問題

公開日: : 最終更新日:2014/01/31 小児科、育児内科

赤ちゃん~幼稚園の頃はふっくらしているほうが可愛いといわれる。
だんだん大きくなり、幼稚園から小学生の頃に太っていると肥満、デブといわれるようになる。
なぜ赤ちゃんの頃はみんなふっくら太っているのでしょうか?

生まれてから1歳前後まで脂肪が蓄積される時期

BMIは体重を身長の2乗で割った数値で、高いほど太っていることになる。
乳幼期は、体に脂肪が蓄積される時期で、BMIは上がっていく。
その後、動作が活発になる1歳前後から減るが、再び脂肪の蓄積が始まり、増加に転ずる。
このリバウンドの時期は、平均6歳前後だが、実は3歳前から就学後までと個人差がある。

1990年ごろから欧米の研究者がこの時期の違いについて注目し始めた。
この時期が早いほど大人になって肥満や糖尿病になりやすいとの結果が報告された。

国内でも研究が進んでいる。栃木県壬生町の独協医大小児科では1995年~1996年に同県内で生まれた子供のBMIを12歳まで毎年調べてきた。
12歳になったときには、血液検査と血圧測定を行った。
その成果を米国小児科学会誌で報告した。

身長と体重を毎年欠かさず計測できたのは271人。
リバウンドが起きた時期を調べ、「3歳前」から「7歳以降」まで6つのグループに分けて、12歳時点の結果を比較した。
その結果、12歳時点でのBMIの平均値は「7歳以降」が男児で17、女児で18だったのに対し、「3歳前」で男児が24、女児が23と男女ともにリバウンドが起きた時期ほど高くなった。
動脈硬化のなりやすさを示す値も血圧も、リバウンドが起きた時期が早いほど高い傾向にあった。

3歳で肥満の子供は親のどちらかに肥満の確立が高い

別の研究では、3歳児にリバウンドが起きていた子供は、
そうでない子供と比べて親のどちらかが肥満の確立が高かった。
遺伝もかかわるが、兄や姉がいる子供も多く、まだ離乳が始まっていない時期から、家に甘い菓子やジュースがあり、幼児期から摂取しやすい環境があることも一因とされる。
生活習慣を調べても、3歳前にリバウンドが起きていた子供は菓子やジュースを取る頻度が多かった。
一方、外遊びの回数や睡眠時間は少なかった。

生活習慣見直しの秘訣と感想

同大小児科教授の有坂治さんはまず、3歳児検診の時点でBMIを確認することを提案する。
3歳児検診と1歳半の健診時と比べて上昇していれば、すでにリバウンドが起きている可能性が高い。
①朝食をきちんととる
②甘い菓子やジュースを取り過ぎない
③夜は早く寝る
④夜更かししない
⑤外遊びする
など、食事、睡眠、運動など生活習慣の見直しが必要だ。

現在、小学校高学年の10人に1人が肥満。
この時期に肥満だと7割が改善できずに大人になっても肥満のまま。
幼児期に正しい生活習慣を身に着けることが将来の健康に欠かせない。
幼児期は体格の変化に気付きにくいが、BMIのリバウンドという指標を示すことで
親にも家庭での生活の改善に取り組んでもらえるのではないかと話している。

食生活の欧米化で、日本もアメリカのようにデブばっかりになるかもしれない。
それの予防ということだと思う。
赤ちゃんの頃から3歳ぐらいにリバウンドが起きてた子供、小学校高学年まで肥満のままだと、大人になっても7割が肥満という現実。
アメリカでは肥満やデブであれば、職場でも評価が低く昇進できないらしい。
特にアメリカだと最低限の生活で生きる貧困層は学力が低い為、肥満の増加に繋がっているかと思う。
日本も将来肥満の国にならないように予防したいものですね。

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