神経芽腫の特徴、読み方、治療

神経芽腫の読み方は「しんけいがしゅ」と読みます。
神経芽腫の特徴をご紹介します。

神経芽腫の特徴

子供の固形癌では脳腫瘍についで多い
副腎などにできやすい
はじめは無症状だが、おなかの腫れやしこりにより見つかることがある
発熱や貧血の症状、不機嫌な状態などが表れる
悪性度の高いものや自然に治るものがある

神経芽腫とは?

交感神経の元になる細胞が正しく育たないために起こる。
1歳までに見つかるケースは治し易く、
癌が自然に消えることも有る一方、3歳前後で診断された患者には難病例が多い。
国内ではこうした子供たちが毎年100人ほどいる。

神経芽腫の治療

通常、抗がん剤や手術、放射線による治療が終わったあと再発を防ぐために2種類の薬が使われるが、
日本ではいずれも未承認。
このうち、「抗GD2抗体」という薬は既に中央病院などが治験をすすめているが
問題は妄一つの「イソトレチノイン」という薬。
ビタミンA構造を1部変えたもので、海外ではニキビ治療薬としても使われている。
非常に安価な薬のため、治験を行う企業が現れなかった。

今回、中央病院小児腫瘍科の河本博医長らはイソトレチノインそのものではなく、
白血病に使われている類似薬で治験を始めた。
イソトレチノインの10分の1でがん細胞を正常な細胞に変化させる可能性が研究で示されたため。
治験ではまず、癌を再発した子供12人に服用してもらい、最適な用量を決定する。
ビタミンAに似た構造ということは安くで安全で、ビタミンC薬などのように他の効能とかもありそうな気がする。
非常に楽しみです。