子供が突然苦しみ始めたら窒息から救う方法

公開日: : 最終更新日:2015/08/16 小児科、育児内科

お風呂での溺死や異物を飲み込む窒息死は「不慮の事故」に含まれる。
平成25年の人口動態統計によると、「不慮の事故」は1~4歳の死因の第2位、
5~9歳では第1位となっている。
事故で最も多いのは交通事故だけど、お風呂場での溺れ死に、誤嚥による窒息死など家の中での事故も目立つ。
これだけ子供が亡くなっているのは本当に悲しいことで、対策方法を知って欲しいと思います。

0歳~1歳の溺死の8割は自宅の浴槽で起きている

家の中での溺死は入浴中、母が洗髪で目を話した間に多い。
子供をお風呂に入れるために一緒に入っている間、
お母さんが頭を洗っている時に目を話した隙に溺れるのが多いそうです。
子供は少量の水でも溺死する危険があるため、使った後の浴槽や洗濯機の水は抜いて
バケツや洗面器にも水を溜めておかないほうがいい。

誰のせいにも出来ないベランダから転落

ベランダからの転落事故を防ぐためには踏み台になるようなものを置かないこと。
洗濯機をベランダに置くのも×。
ベランダの窓の上に鍵をつけるなどの対策が有効。
他にもビニール袋のかけらや、キャンディーも喉を詰まらせるので手の届くところに置かないようにする。
それでも万が一、窒息や心停止になってしまった場合は、救命処置を行う。

窒息から子供を救う気道異物除去法

1背中を叩く

頭を舌にうつ伏せで支えて背中の真ん中をたたく
頭を舌にうつ伏せで支えて背中の真ん中をたたく

2指で胸を圧迫する(乳児のみ)

あおむけに支えて2本指で胸の真ん中を力強く数回連続して圧迫する
あおむけに支えて2本指で胸の真ん中を力強く数回連続して圧迫する

3抱かかえて突き上げる(乳児より)

後ろから抱かかえておへそのすぐ上にこぶしを当てて手前上向きに瞬間的に引き上げる
後ろから抱かかえておへそのすぐ上にこぶしを当てて手前上向きに瞬間的に引き上げる

生死を分けるその判断

乳幼児はなんでも口に入れるため、突然苦しみ始めたら咽に何かが詰まっている可能性が高い。
この場合、口の中に指を入れて取り出そうとすることはしないことが原則。
本人に強い咳をさせて、それでも取れない場合は救急車を呼び、気道異物除去法を試みる。
心停止した場合は迅速に心臓マッサージと人工呼吸を行い、AEDも併用する。
(未就学児は小児用パッドを使う)

呼吸停止や心停止は1分経つごとに救命率は極端に下がり、救急車到着までの処置が生死を分けることもある。

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