下歯肉癌手術方法とリスク、義歯の期間

公開日: : 歯科、口腔外科

歯、歯茎のレントゲンのイメージ

質問

65歳女性です。下歯肉癌と診断されました。
進行度はT1(2センチ以下)、またはT2(2~4センチ)、扁平上皮癌で、リンパ節転移はなく、PET、MRIも問題なしでした。
主治医から、「治療法はあごの骨を一部切り取り、歯も一緒に取る手術ですが、容姿は変わりません」と言われました。
手術法をリスクを押して手ください。

回答

口の中の癌で下の歯茎にできた物を下歯肉がんといいます。
しばしば下顎骨に進展しますが、骨の中はCTやMRIでどこまで深く浸潤しているか詳しく調べる必要があります。
T1ないしT2で、MRIでも下顎事に深い進展はないということですから、
下顎骨をコの字に切り取る手術を行います。

下歯肉癌が歯に近いところは、歯と一緒に合併切除するので切り口がコの字になります。
ごく浅い下歯肉癌なら口の中から切除が可能ですが、もう少ししっかり切除する場合は、頚部からの同時アプローチで、
患者さんの体の別の部分の組織を使って、コの字の欠損部分を作り直します。

手術のリスクは

口中の手術だけで済んだ場合は下顎創部からの出血が一番大きいですが、
作り直す手術が必要になって追加した場合、2~3倍以上の手術時間を要しますので、
術後も呼吸や飲み込み機能に影響します。
移植組織が生着するかどうかのリスクも加わります。
下顎骨を切り取る範囲が大きくなれば大きいほど残った骨が薄くなり、後に骨折するリスクがあります。

質問

義歯はどのように?

回答

義歯は残っている前後の歯に引っかけて入れることになると思います。
口中の創部が落ち着かないとできないので、一定期間(3ヶ月~半年前後)後に義歯の適合性を判断します。

産経新聞がん電話相談、平成26年1月14日より、がん研有明病院の三谷先生の下歯肉癌の手術についてを参考にしました。

関連記事

no image
症状詳記の例文:足底筋膜炎 体外衝撃波疼痛治療術 ESWT

適応疾患は足底筋膜炎 K096-2 体外衝撃波疼痛治療術(一連に

no image
関節拘縮は保険請求できないのに足関節可動域障害は可能?

足関節可動域障害の理学療法がNHKで紹介されていました。 アキレ

脳MRIは撮影の条件を変えることで分析ができる
脳MRIでD+Fでお願いしますとは?

脳MRIでD+Fでお願いしますというオーダーがありますが、D+Fとはデ

巨細胞性動脈炎の症状は顎がだるい、薬が効かない頭痛、発熱、右肩の痛み、物が二重
巨細胞性動脈炎の症状は顎がだるい、薬が効かない頭痛、発熱、右肩の痛み、物が二重

薬が効かないズキンズキンとする頭痛。 熱が二週間前から続いている

no image
アトピーの嫁が行く皮膚科の先生は寿司屋だ

嫁はアトピーなので塗り薬を毎日塗りまくる。 息子は肌が綺麗なのでアト

→もっと見る

PAGE TOP ↑