肺がん手術後結核2年 新薬デラマニドが承認で短縮も

複数の結核治療薬が効かない、多剤耐性結核菌に感染すると、長期に及ぶ治療が避けられない。
川崎市内の男性70歳は2004年末に肺がんの手術を受け、その後再発もなかったが、2010年春頃から咳や熱が出始め、かかりつけの診療所でも風邪と診断された。

咳はますますひどくなり、男性は風邪が長引いているだけ自然に治ると思っていたが、
周囲から気を遣われるほど咳がひどくなり、2011年5月には自宅で吐血した。
都内の病院で結核と診断され、結核病棟のある別の病院に入院したが、
8月初めに多剤耐性菌が見つかり、すぐに結核予防会複十字病院(東京都清瀬市)に転院した。

多剤耐性結核菌はイソニアジドとリファンピシンの抗菌薬2剤が効かない

多剤耐性結核菌に感染している患者は、結核治療の中核となるイソニアジドとリファンピシンの抗菌薬2剤が効かない。
国内では初めて結核の治療を受ける患者の0.4%が多剤耐性結核菌に感染しているとの報告もある。
患者が勝手に薬を中断する事によって生まれる。

多剤耐性結核菌の治療はこの中心的な薬剤以外の抗菌薬を遣うが、
抗菌作用が劣る為、服用期間が長くなり副作用も起こりやすい。
さらに治療が難航し、周囲への感染力も抑えにくくなる為、入院が数年単位に及ぶ事もある。

この男性は入院してストレプトマイシンの注射薬、結核治療では未承認である
レボフロキサシンなどの内服薬の計4剤で治療を受けた。
食欲不振や高い音が聞こえにくくなる難聴など、薬の副作用に悩まされた。
約4ヵ月後に退院。通院で治療を続け、治療開始から2年以上たった今年8月末に治療が終わった。
男性は再発しないよう、体調をしっかり管理したいと話す。

新薬デラマニドが承認されれば治療期間短縮も

一方、多剤性結核菌の治療薬として国内の製薬企業が、
デラマニドを開発し、今年3月に国に承認申請した。
承認されれば国内の抗結核薬としては1963年以来、50年ぶりの新薬となる。
多剤耐性菌の患者481人を対象に2ヶ月間行われた臨床試験では、
標準治療薬のみと比べて、デラマニドを組み合わせた治療の方が
結核菌が消滅する効果が53%向上した。

結核予防会複十時病院呼吸器センター診療主幹の吉山先生は、
これまで多剤耐性結核菌に使える薬剤は限られていたが、
デラマニドが承認されれば治療の選択肢が増えるだろうと話す。
薬の副作用が本当に辛かったと患者は話す。
2013/10/7 読売新聞 くらし欄より。

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