トイレが近く夜も寝れない、尿がたまると痛みが発生する、寝てるときには10分に1度の割合でトイレに行く。
クシャミで尿漏れ、頻尿。
日本大学医学部附属板橋病院 泌尿器 高橋先生
天皇陛下の前立腺摘出手術医師団の1人。
診察の特徴は、泌尿器科だけでなく広い視野で把握。
本当の病気の原因を解明。
ある女性の頻尿症状
太ってきた。
夕方以降の水分摂取を控えた。
いくら水分を控えても夜のトイレの回数は減らない。
忙しい夕方、突然の我慢できないほどの強い尿意。
近くの泌尿器か、検査をしても原因不明。
おそらく膀胱の神経が過敏になっているのでは?
熟睡できない、3ヵ月後には一晩で7回~8回トイレに行く。
昼間に仕事中にも寝てしまう。
ファーストオピニオン 過活動膀胱
過活動膀胱とは、尿が対してたまっていない状態でも過敏に反応し強い尿意を感じてしまう病気。
セカンドオピニオン 隠れ心不全
死に関わる頻尿だった。
夫がテレビ番組に出演していた先生を見つけた。
寝ている間トイレ4~5回~8回おきてから5回。
くしゃみ、重い荷物で尿漏れはない。
小さい頃から今まで腎臓が悪いだとか蛋白尿ははない。
大きな病気はない。
子宮などの婦人科の病気もない。
身長と体重154cm63kgで生活習慣病、高血圧、メタボリック症候群。
足をみせてもらってもいいですか?足がむくんでいた。
軽量カップと排尿日誌。
1週間の排尿の状態を知ることで病気の正体を見つける。
夜の尿量が異常に多い
1800ml
普通は昼1400ml 夜400ml
病気は昼400ml 夜1200ml
1.高血圧でメタボ体型
2.足がむくんでいる
3.夜の尿量が多い
心臓の病気の可能性がある。隠れ心不全だった
心不全とは加齢や生活習慣病などの動脈硬化。
心臓のポンプ機能が低下していること。
動悸、息切れ、呼吸困難などを引き起こす。
隠れ心不全とは、心臓のポンプ機能が低下しているけど。
1段階から4段階まで4つにわけられる。
動悸・息切れが顕著 3段階~4段階。
動悸・息切れがないのが1段階~2段階これが隠れ心不全。
夜間頻尿と心不全の関係
寝ている間、脳は尿を出さないように命令している抗利尿ホルモン。
夜間の尿が抑えられ睡眠が妨げられないようにしている。
心不全は立っている間に血液が心臓に戻らないため、日中足にたまった血液が、夜横になると一気に心臓に戻ってくる。
心臓は増えた血液を減らすために尿を体外へ出すために利尿ホルモンを分泌。
血液が尿に変化し、夜間頻尿になった。
過活動膀胱と心不全を両方発症していた。
昔から高血圧というキーワード。
ぽっちゃりとしたメタボ体型。
お店の残り物の食べすぎで動脈硬化が進行、
心臓のポンプ機能が低下していた。
隠れ心不全を疑い、足のむくみぐあいをチェックした。
その後、心臓の動きをよくする薬とウォーキングで夜もグッスリ寝れるようになった