認知症が進行したときのケア、困った例

公開日: : 脳神経外科、神経内科

認知症の方の作品でペペの散歩というのがある。
魚のペペが熊に飲み込まれて冒険する。
胃に流されて慌てたり、腸にたどり着いて最後は体の外に飛び出して海にたどり着く。
クレヨンで塗った作品ですが、クレヨンを持てない人、食べる人、使い方がわからない人が助けながら好きな色形をききながら書いた。
話をつけてみましょうというスタッフの一声で、中等度の方がリーダーシップを取って作品になった。
熊のお腹の中を旅するというスタッフの声賭けが始点。きっかけづくり、作業に加わる。

進行した時のケアについて。
日本認知症学会 理事 藤本直規 認知症専門医
お風呂で体が洗えない、トイレの場所がわからなくて行きつけない、
言葉で伝えれないと生活がしづらくなる。

認知症の症状

中核症状 >認知機能障害

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 実行機能障害
  • 失行 失人 失語など

心、体、環境、生活などによって、以下が発生

BPSD >行動・心理症状

  • 意欲低下
  • 焦燥感・徘徊
  • 興奮・妄想

介護するものにとって負担になる、できなくなることが増えてくる。

進行した認知症で患者が実際に困った例

マットが崖、谷底に見えて困る

失認でマットが谷底に見えるので渡れない。床と色が違うから。
マットをどけてしまえばいい。足が出せるようになる。色の差がなくなる。

ご飯のお茶碗

ご飯が入っていないように見える。
なぜ私にご飯がないのか?と不安になる。
失認の症状で、ごはんとおちゃわんが一体化して見えなくなる。
色の鮮やかなふりかけをかけることや、
色を認識する ごはんと違う色の茶碗にいれるのもあり。

ふとんに人が立っていて寝れない

実際にないものがみえる幻視の症状があるのがレビー小体型認知症。
ふとんの上に人が沢山立っていて寝るところがない。
布団の横で寝る。
幻視、本人に説明をして、どいてくださいと頼むと、人がいなくなった。
病気から来ると認識。

家族には理解できないことが増えてくると、介護サービスや、認知症家族会などで相談しましょう

家族ができること、本人の話を聞いてケアのヒントが隠れている。
病気を理解して知識を得ること。住んでおられる地域の認知症家族会や、
介護サービスを使う。話を聞いて相談。
いろいろなことがあるんだなと知っている知らないでは全然違う。
みんなの知識をいただく。

長い付き合いなので介護保険や地域の方の力を使うことが重要。
65歳以上10人に1人が認知症です。

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