スポーツで半月版、内側側副靭帯、前十時靭帯の損傷と治療期間

帝京大学整形外科教授中川先生の膝のスポーツ外傷について。
ジャンプ、着地、急な方向転換、体の接触(タックル、ブロック)など。
半月板損傷、靭帯損傷。
サッカー、バレーボール、ラグビー、バスケットボール、スキー、野球、
ママさんバレー、社会人のサッカーなど。

膝で損傷する場所

滑膜を刺激して水が溜まったり
膝の骨と骨の間の半月板、
三日月の形の組織、膝の衝撃を和らげるクッション。
大きな力がかかると、裂け目が生じる。
軟骨を削ったり、滑膜を刺激して水が溜まったり。

関節の間に挟まって痛みを生じる、これをロッキングという、
亀裂が入ると、半月板がずれて骨と骨との間に挟まって解除できなくなる。
膝を伸ばせない、曲がらない非常な痛みを伴う。
軟骨を痛める、軟骨を削れる、無理して使うと若いのに変形性膝関節症にもなる。

各膝の損傷の治療期間

半月版損傷の損傷

損傷が悪くなければ少しづつ動かす筋力トレーニング。
関節鏡手術
入院期間、数日
回復 1~2ヶ月で軽い運動が可能。
スポーツ復帰には3ヶ月以上かかる。
半年から一年は完全な状態には戻らない。

内側側副靭帯の損傷

膝の骨は丸いので安定が悪いので靭帯は4つある。
スポーツでは内側側副靭帯の損傷が多い。
怪我をすると膝の内側が腫れてくる。
3~4日冷やして圧迫。曲げ伸ばし筋トレ。

前十時靭帯の損傷

スポーツ動作で切れることが多い。
切れると萎縮する。固定してもなかなか戻らない。
受傷直後は血管が切れるので膝が腫れる。
注射器刺すと血液が50cc溜まっていることもある。
3~4週間、痛みがなくなる 歩けるようになる

治ったように見えるが、膝崩れがおきてスポーツができなくなり、半月、軟骨を痛めてどんどん悪くなる可能性がある。
再建手術が必要。
お皿のしつがいけんを移植、ハムストリングの筋を移植。

入院期間は7~10日
約3ヶ月でジョギングを開始。
スポーツへの復帰は8ヶ月以上かかる。

スポーツ外傷を予防するには

基礎練習で基礎動作を身に着ける。
準備運動を十分に行う。
疲労が蓄積している時は無理をしない。

とにかく運動を続ける。安静にしていると酷くなる。